Webコラム「 趣味の近代日本出版史 」一覧
- 第39回 神陵文庫、三洋出版貿易を創業した“ホルタン”鈴木常夫
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■そういえば似たような人が…… 前回第38回では伊部利秋という人物を取り上げた。彼は有斐閣、コダマプレスを経て、三洋出版貿易に入り同社の社長となった出版人であった。しかしそ […]…続きを読む
- 第38回 織田作之助の小説のモデル? コダマプレス、三洋出版貿易の伊部利秋
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■週末古書展で5000円と200円 次号の編集会議を終えた金曜日の午後、近代出版研究所の3人で週末古書展を訪れた。月の輪書林さんの棚を見ていると(他にも顔見知りの古書店主が […]…続きを読む
- 第37回 出版社名簿の先頭・愛隆堂(あいりゅうどう)を興した今堀文一郎
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■『第二 著者と出版社』から 先月取り上げた学風書院が刊行した山崎安雄『第二 著者と出版社』(昭和30年)。それが目の前にある。せっかくだから、今月はこの本から誰かを取り上 […]…続きを読む
- 第36回 笹と松の健康法、そして崔承喜……学風書院の高嶋雄三郎
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■『笹に憑かれて』 10年近く人物方面から近代出版史を見ていると、たくさんの名前と顔なじみ(?)になる。その日も週末古書展の棚に刺さっていた本の背で、なじみの名前と行き逢っ […]…続きを読む
- 第35回 当代随一のフリ手、“松要さん”こと松浦貞一
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■『松要さんの思ひ出』 前回は中興館創業者・矢島一三の喜寿と金婚を記念して作られた非売品の随筆集『八洲漫筆』を取り上げた。この手の“饅頭本”で、近代出版史を研究する上で特に […]…続きを読む
- 第34回 忘れられた出版社統廃合の重要人物・中興館の矢島一三
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■雑著の名店・なごみ堂さんから贈られた一冊 今年(令和6年)の4月6日の10時前、私は高円寺駅に降り立った。その日は西部古書会館で開催される「大均一祭」初日。3日間の会期中 […]…続きを読む
- 第33回 特別編・『近代出版研究』第3号を刊行しました
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■今年も編集余話を書きます 今月の10日、近代出版研究所の年刊研究誌『近代出版研究』第3号が発売になりました【図1】。去年の4月に第2号が出た際にも「特別編・『近代出版研究 […]…続きを読む
- 第32回 文芸春秋の第1回入社試験――小林英三郎と柳沢彦三郎と
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■再審裁判の会報に載った入社試験の話 前回取り上げた築井健人の実弟が横浜事件(注1)に巻き込まれた元改造社の編集者・小野康人だったことから、この事件がらみの文書から情報が拾 […]…続きを読む
- 第31回 みすず書房・横浜事件・語学教材の三題噺――東西出版社と日本リンガフォン協会の築井健人
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■みすず書房から朝永振一郎の本が出ている理由は……? その日は夕方に近代出版研究所の面々で集まる予定で、5時くらいに神保町を周遊した森洋介さんが待ち合わせ場所であった弊社に […]…続きを読む
- 第30回 ほとんどの訃報はひっそりと――平凡社元取締役・大澤正道の訃報を知る
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■業界有名人の訃報でも社会に広く報道されるわけではない 先日、弊社創業者・藤巻のお仲間である古書りぶる・りべろの川口秀彦さんが来社された際に、「河原さん、はいこれ」と情報紙 […]…続きを読む