Webコラム「 趣味の近代日本出版史 」一覧
- 第45回 雑本の殿堂・なごみ堂さんからの掘り出し――岡本正(保健同人社)の遺稿集『病上手の死下手』
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■なごみ堂さん、来たる ある日、昼飯を済ませて会社に戻ると「古本屋さんが訪ねてきていますよ。応接室でお待ちです。なごみ堂さんという方」と言われた。え、なごみ堂さん? 古本屋 […]…続きを読む
- 第44回 特別編・『近代出版研究』第4号の編集余話
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■今年も編集余話を書きます 今月の10日、近代出版研究所の年刊研究誌『近代出版研究』第4号が発売になりました【図1】。これまで「第22回 特別編・『近代出版研究』第2号の編 […]…続きを読む
- 第43回 倉橋膝下から出た水谷三郎(実教出版)と笠原洪平(工学図書)
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■前回の続きになります 先月は「工業振興から出版界へ――工政会出版部や工業図書を興した倉橋藤治郎の足跡」と題し、戦前に他分野から出版業界に参入して出版統制団体の重役も務めた […]…続きを読む
- 第42回 工業振興から出版界へ――工政会出版部や工業図書を興した倉橋藤治郎の足跡
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■愛書会の出品目録から この連載でたびたび登場する“週末古書展”という言葉。東京には神田小川町(まち)の東京古書会館、高円寺の西部古書会館、五反田の南部古書会館、板橋の北部 […]…続きを読む
- 第41回 忘れられた直販画報業界――外交販売の大立者である大澤米造
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■「没年調査ソン」に参加しました 私は元々日外アソシエーツで人物情報データベースを作っており、長く「物故者」のデータ更新担当をしていた。『現代物故者事典』を担当した際には、 […]…続きを読む
- 第40回 編集者の展覧会――「編集者かく戦へり」展と「没後10年編集者・谷田昌平と第三の新人たち」展
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■日本近代文学館へ 先日、近代出版研究所の会合で所員の森洋介さんが「そろそろ会期が終わるので、見に行かないと」と言う。そこで、駒場の日本近代文学館で開催されていた展示「編集 […]…続きを読む
- 第39回 神陵文庫、三洋出版貿易を創業した“ホルタン”鈴木常夫
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■そういえば似たような人が…… 前回第38回では伊部利秋という人物を取り上げた。彼は有斐閣、コダマプレスを経て、三洋出版貿易に入り同社の社長となった出版人であった。しかしそ […]…続きを読む
- 第38回 織田作之助の小説のモデル? コダマプレス、三洋出版貿易の伊部利秋
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■週末古書展で5000円と200円 次号の編集会議を終えた金曜日の午後、近代出版研究所の3人で週末古書展を訪れた。月の輪書林さんの棚を見ていると(他にも顔見知りの古書店主が […]…続きを読む
- 第37回 出版社名簿の先頭・愛隆堂(あいりゅうどう)を興した今堀文一郎
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■『第二 著者と出版社』から 先月取り上げた学風書院が刊行した山崎安雄『第二 著者と出版社』(昭和30年)。それが目の前にある。せっかくだから、今月はこの本から誰かを取り上 […]…続きを読む
- 第36回 笹と松の健康法、そして崔承喜……学風書院の高嶋雄三郎
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■『笹に憑かれて』 10年近く人物方面から近代出版史を見ていると、たくさんの名前と顔なじみ(?)になる。その日も週末古書展の棚に刺さっていた本の背で、なじみの名前と行き逢っ […]…続きを読む