Webコラム「 趣味の近代日本出版史 」一覧
- 第24回 偶然という名の必然――児童文学編集者・上田龍夫の追悼文集『レクイエム』の出現
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■「ざっさくプラス」の欠号補充 先日、弊社の雑誌記事索引データベース「ざっさくプラス」に次の雑誌を登載した。 「大学出版」第1号(昭和61年5月)~第100号(2014年10月) ※大学 […]…続きを読む
- 第23回 人物の略歴と経歴を書く――和木清三郎を題材に
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■〈シリーズ紙礫〉の著者略歴 弊社の看板商品の一つに〈シリーズ紙礫〉というアンソロジーがあり、弊社出版目録でも巻頭のカラーページの次に配置されている。紹介文に曰く「従来のア […]…続きを読む
- 第22回 特別編・『近代出版研究』第2号の編集余話
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■なんで雑誌を編集しているのだろう? 来月上旬、近代出版研究所の年刊研究誌『近代出版研究』第2号が発売になります【図1】。元々がレファレンス・ツール屋――それも人物データベ […]…続きを読む
- 第21回 なごみ堂の均一台から(1)――北見市の福村書店一代記『母さんの風呂敷包み』
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河原努(皓星社) ■カラサキさん、お久しぶりです。 今月上旬、弊社刊『古本乙女の日々是口実』(平成30年)の著者であるカラサキ・アユミ(@fuguhugu)さんが上京された。新刊の作戦会議もあるということで […]…続きを読む
- 第20回 判例タイムズ社と海口書店、そして連合出版社――橋本・海口兄弟と外川父子
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河原努(皓星社) ■忙しくて週末古書展に行けません 私の所属する近代出版研究所。その所長である小林昌樹さん初の単著『調べる技術』(皓星社、令和4年)が絶好調だ。しかし、「好調」とは「忙しい」と同義で、書店さ […]…続きを読む
- 第19回 特別編・レファレンスツール『戦時・占領期出版史資料索引――戦時企業整備・公職追放・ミニ社史』を冬コミで出します
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河原努(皓星社) ■冬コミ(「コミックマーケット101」)に参加します 今月末(令和4年12月31日)、近代出版研究所として「コミックマーケット101」、いわゆる“コミケ”に参加します(※1)。二日目の「東 […]…続きを読む
- 第18回 男性長寿日本一!――実業之日本社の発展と三省堂の興亡に立ち会った藤原楚水
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河原努(皓星社) ■珍らかなる出版史関係書を求めて奥多摩へ 東京都奥多摩町に廃校を利用した「奥多摩ブックフィールド」という場所がある。そこには、2019年に廃業した出版ニュース社の旧蔵書を中心に、出版関係コレクション […]…続きを読む
- 第17回 二見書房と三笠書房と――堀内俊宏『ふたつの坂』から
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河原努(皓星社) ■二見書房2代目社長の自伝本 この連載で取り上げるテーマは全て自分で選んできたが、先日、近代出版研究所所長の小林昌樹さんから「これを連載で取り上げてみてくれないかしら?」と一冊の本を手渡さ […]…続きを読む
- 第16回 特別編・20年ぶりの皓星社出版目録を編集して
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河原努(皓星社) ■出版目録の作り方(一)――出版物の把握 今回はいつもと趣向を変えた特別編として、弊社が今月20年ぶりに刊行した『皓星社出版目録2022』の編集余話です。決して「今月はメールマガジンの配信 […]…続きを読む
- 第15回 ガム屋になった本屋さん――出版業を捨て他業種でさらに成功したラジオ科学社・柴田寛
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河原努(皓星社) ■「○○になった××屋さん」 私の母校である公立大学は高校の校舎に毛が生えた程度の敷地と大きさで、図書館もとても小さかった(卒業後に新図書館が完成した……)。故に蔵書量も全部の書架に目を通 […]…続きを読む