皓星社(こうせいしゃ)図書出版とデータベース

Webコラム「 メルマガバックナンバー 」一覧

  • 第6回 「ピエロ」デカダンスへの韜晦
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  • 福島泰樹(歌人)    死の前年の5月、16歳の延子は、「コムニストに」「なれないとゆう予感を信じていたから、その秋には死ぬつもりで春と夏を過した」(手記B)と記した。……が、学内での活動(壁新聞「ホノホ」の創 […]…続きを読む

  • 第1回 「雑誌屋考」と藤村『破戒』
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  • 稲岡勝(明治出版文化史)   連載の辞 玩物喪志とは枝葉にこだわる余りことの本質を見失う愚の意。しかし出版史の場合はむしろ逆で、細部(玩物)にこそ見逃してきた歴史の真実が隠れていることが多い。まず玩物にこだわる […]…続きを読む

  • 第5回 16歳、5月の詩
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  • 福島泰樹(歌人)    昭和23年2月11日、延子は16歳の誕生日を迎える。  この頃、「私が、わたしの前を通り過ぎ/夜の闇に吸い込まれて行く時」と仮想の相聞を綴った短詩「Fに」を綴る。ほどなく、大事件が勃発。 […]…続きを読む