Webコラム「 メルマガバックナンバー 」一覧
- 第6回 「ピエロ」デカダンスへの韜晦
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福島泰樹(歌人) 死の前年の5月、16歳の延子は、「コムニストに」「なれないとゆう予感を信じていたから、その秋には死ぬつもりで春と夏を過した」(手記B)と記した。……が、学内での活動(壁新聞「ホノホ」の創 […]…続きを読む
- 台湾出張記 第1回 台北の書店を巡る 天龍図書、唐山書店、欒樹下書房
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楠本夏菜(皓星社) 幸會(xìnghuì)TAIWAN 先月、弊社データベース(DB)〈ざっさくプラス〉のご案内のため、一週間ほど台湾へ行って来ました。弊社刊『調べる技術』でもお馴染みの〈ざっさくプラス〉は雑誌記事の検 […]…続きを読む
- 第1回 「雑誌屋考」と藤村『破戒』
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稲岡勝(明治出版文化史) 連載の辞 玩物喪志とは枝葉にこだわる余りことの本質を見失う愚の意。しかし出版史の場合はむしろ逆で、細部(玩物)にこそ見逃してきた歴史の真実が隠れていることが多い。まず玩物にこだわる […]…続きを読む
- 第22回 特別編・『近代出版研究』第2号の編集余話
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■なんで雑誌を編集しているのだろう? 来月上旬、近代出版研究所の年刊研究誌『近代出版研究』第2号が発売になります【図1】。元々がレファレンス・ツール屋――それも人物データベ […]…続きを読む
- 第3回 分類記号(NDC)を使って戦前の未知文献を見つける
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小林昌樹(図書館情報学研究者) ■前に件名でやりました 前著『調べる技術』第5講で、件名を使って〈見たことも、聞いたこともない本を見つけるワザ〉を紹介した。「NDLオンライン」(国会図書館――NDL――の蔵書データベース […]…続きを読む
- 第2回 デジコレの2022年末リニューアルをチェック! 官報編
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小林昌樹(図書館情報学研究者) ■デジコレ官報を一般事項で探ってみたが…… 前回、国立国会図書館(NDL)のデジタル・コレクション(デジコレ)で、ファミリー・ヒストリーを探求してみて改めて思ったのは、『官報』1883(明 […]…続きを読む
- 第21回 なごみ堂の均一台から(1)――北見市の福村書店一代記『母さんの風呂敷包み』
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河原努(皓星社) ■カラサキさん、お久しぶりです。 今月上旬、弊社刊『古本乙女の日々是口実』(平成30年)の著者であるカラサキ・アユミ(@fuguhugu)さんが上京された。新刊の作戦会議もあるということで […]…続きを読む
- 第1回 デジコレの2022年末リニューアルをチェック! ファミリー・ヒストリー編
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小林昌樹(図書館情報学研究者) ■連載再開に当たって メルマガ連載「在野研究者のレファレンス・チップス」は1年間続いた。それらをまとめ、皓星社さんに初めての単著(以下、拙著)『調べる技術』を出してもらったのは、つい先月の […]…続きを読む
- 第20回 判例タイムズ社と海口書店、そして連合出版社――橋本・海口兄弟と外川父子
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河原努(皓星社) ■忙しくて週末古書展に行けません 私の所属する近代出版研究所。その所長である小林昌樹さん初の単著『調べる技術』(皓星社、令和4年)が絶好調だ。しかし、「好調」とは「忙しい」と同義で、書店さ […]…続きを読む
- 第5回 16歳、5月の詩
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福島泰樹(歌人) 昭和23年2月11日、延子は16歳の誕生日を迎える。 この頃、「私が、わたしの前を通り過ぎ/夜の闇に吸い込まれて行く時」と仮想の相聞を綴った短詩「Fに」を綴る。ほどなく、大事件が勃発。 […]…続きを読む