Webコラム「 メルマガバックナンバー 」一覧
- 第35回 当代随一のフリ手、“松要さん”こと松浦貞一
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■『松要さんの思ひ出』 前回は中興館創業者・矢島一三の喜寿と金婚を記念して作られた非売品の随筆集『八洲漫筆』を取り上げた。この手の“饅頭本”で、近代出版史を研究する上で特に […]…続きを読む
- 番外編2 レファレンスの「暗黙知」を研究する最初の一歩は――『調べる技術』がヒットした原理的な理由
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小林昌樹(図書館情報学研究者) ■レファレンスの神様、大串先生の講演は楽しい 国会図書館(NDL)関係者のツイートで、敬愛する大串夏身先生がNDLで講演するらしいとわかり、さっそく先生に連絡をとったところウェルカムとの返 […]…続きを読む
- 番外編 ベストセラーの続編『もっと調べる技術』が刊行――連載「大検索時代のレファレンスチップス」をまとめ、情報史エッセーを足しました
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小林昌樹(図書館情報学研究者) ■ベストセラーの続編を書きました 在野研究者、趣味人のため、マニアックな文献・情報参照法を本にまとめたところ、意外や1年で3万部ほど売れました【図1】。 けれど、本を出した2週間後に国会図 […]…続きを読む
- 第34回 忘れられた出版社統廃合の重要人物・中興館の矢島一三
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■雑著の名店・なごみ堂さんから贈られた一冊 今年(令和6年)の4月6日の10時前、私は高円寺駅に降り立った。その日は西部古書会館で開催される「大均一祭」初日。3日間の会期中 […]…続きを読む
- 神保町のんしゃら日記5(2024年4月)
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晴山生菜(皓星社) 4月1日(月)今日も葉山町から神保町へ。月光の会の綿田友恵さんが来社し、来月19日の文学フリマまでに、歌集を出したいという相談を受ける。歌は、ある。そして良い。でも構成とタイトルが未定。時間はあとひと […]…続きを読む
- 神保町のんしゃら日記4(2024年3月)
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晴山生菜(皓星社) 3月2日(土)今日も葉山町から神保町へ。おまたたかこさんの『ハムスターまものすてきなおうち』(ハッピーオウル社)の原画展でギャラリートーク。友達とおしゃべりしているかのような自然なおまた […]…続きを読む
- 第33回 特別編・『近代出版研究』第3号を刊行しました
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■今年も編集余話を書きます 今月の10日、近代出版研究所の年刊研究誌『近代出版研究』第3号が発売になりました【図1】。去年の4月に第2号が出た際にも「特別編・『近代出版研究 […]…続きを読む
- 神保町のんしゃら日記3(2024年2月)
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2月4日(日)午前、新刊の打ち合わせ。午後は先週手が回らなかった事務仕事をしているとあっという間に夕方に。夜、さあもう寝るしたくでもしようかと思いながらリビングに入ると電気が消えてケーキが出てきてビックリ。1週間おくれの […]…続きを読む
- 第32回 文芸春秋の第1回入社試験――小林英三郎と柳沢彦三郎と
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河原努(皓星社・近代出版研究所) ■再審裁判の会報に載った入社試験の話 前回取り上げた築井健人の実弟が横浜事件(注1)に巻き込まれた元改造社の編集者・小野康人だったことから、この事件がらみの文書から情報が拾 […]…続きを読む
- 神保町のんしゃら日記2 2024年1月 晴山生菜(皓星社)
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1月1日(月)蒼前神社で元朝参りをし、盛岡をでてIの実家へ。新幹線で来年度の計画を考えているうちに、あっという間に関東に着く。在来線のホームへの階段を下りていると、緊急地震速報が鳴った。能登半島沖、津波警報も出ているよう […]…続きを読む