Webコラム「 メルマガバックナンバー 」一覧
- 第7回 宝文館の編集者(2)――藤村耕一と北村秀雄
- 公開
河原努(皓星社) ■変わった遺稿集 前回、花村奨「対談「少女雑誌編集」」で『令女界』創刊編集長である藤村耕一の名前が拾えたと書いた。国立国会図書館オンラインで検索をかけると『遮莫』(昭和42年、タカダ印刷)という著書が引 […]…続きを読む
- 第2回 あやふやなまなざしを見つめる(映画監督 住本尚子さん)
- 公開
今年の6月、雨が降ったり止んだりしている中、自主的に製作した映画『ふゆうするさかいめ』を新人監督として池袋シネマ・ロサで上映した。映画館で上映することはわたしの夢であり、やっと「わたしは表現し […]…続きを読む
- 第7回 答えから引く法――頼朝の刀の銘は?
- 公開
小林昌樹(図書館情報学研究者) 自分は西洋史出身のせいか、日本、それも前近代の歴史モノが苦手である。ただ、幸か不幸か、図書館のレファレンスでは、くずし字の読み解きなどは謝絶してよいことになっており、司書でいる限り古文書読 […]…続きを読む
- 第6回 「として法」――ツールのない調べ物にツールを用意する
- 公開
小林昌樹(図書館情報学研究者) ■1ジャンルあたり150冊のレファ本があるけれど 国会図書館のレファレンス室(館内的には専門室と言う)へ行くと体感できるが、いろんなジャンル、主題にいろんなレファ本がすでにある。 私がいた […]…続きを読む
- 第6回 宝文館の編集者(1)――岡野英夫と花村奨
- 公開
河原努(皓星社) ■トナカイ村 何年か前に東京古書会館での古書展で、簡素な同人雑誌を見つけた。20頁余のホチキス止めで、表紙には『児童文学の雑誌 トナカイ村』とあり、さらに中央部に縦書きで「岡野英夫追悼特集号」と書かれて […]…続きを読む
- 第5回 人類学が「書かれたもの」を見る時、書物論もまた人類学を見返しているのだ
- 公開
■ティム・インゴルド『ラインズ 線の文化史』工藤晋訳、左右社、二〇一四年六月 読了 2014/9/17 目次: http://sayusha.com/catalog/books/longsel […]…続きを読む
- 第1回 民芸に心惹かれる理由(本屋B&B 錦織可南子さん)
- 公開
■新連載《よめば羊もよってくる》 この企画は、本を起点とした方々に、今興味を持っていることや夢中になっていること、知って欲しいこと、変えたいと感じていることなどをご紹介いただき、その関心を読者の皆様へ繋げていきたいという […]…続きを読む
- 第5回 明治期からの新聞記事を「合理的に」ざっと調べる方法
- 公開
小林昌樹(図書館情報学研究者) ■新聞紙*自体のこと 幕末明治から新聞紙が作られてきた。図書館にもそれらは備えられたのだが、通常、消耗品として廃棄され、帝国図書館ですら主要紙の保存に留まった。新聞紙の史料としての価値に気 […]…続きを読む
- 第5回 短詩形文学を手がかりに情報を探す――中央公論社の岩渕鉄太郎と横山真一の場合
- 公開
河原努(皓星社) ■得がたい支援者 事典の編纂は個人プレーではなく多くの知友の協力があってこそ、恩師・稲岡勝のご友人である坂本寛さん(元東京経済大学図書館)もお世話になっている御一人。古書展で会うと「お、どうだい」と温か […]…続きを読む
- 第4回 Googleブックスの本当の使い方――日本人が本文検索をするために
- 公開
小林昌樹(図書館情報学研究者) ■はじめに 皓星社公式ツイッターで第四回テーマのアンケートを取ったところ、いちばん票をとったのがGoogleブックスの使い方についてだった。「さて困った、あれは役には立つが、立たせるのにコ […]…続きを読む