Webコラム「 メルマガバックナンバー 」一覧
- 第5回 明治期からの新聞記事を「合理的に」ざっと調べる方法
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小林昌樹(図書館情報学研究者) ■新聞紙*自体のこと 幕末明治から新聞紙が作られてきた。図書館にもそれらは備えられたのだが、通常、消耗品として廃棄され、帝国図書館ですら主要紙の保存に留まった。新聞紙の史料としての価値に気 […]…続きを読む
- 第5回 短詩形文学を手がかりに情報を探す――中央公論社の岩渕鉄太郎と横山真一の場合
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河原努(皓星社) ■得がたい支援者 事典の編纂は個人プレーではなく多くの知友の協力があってこそ、恩師・稲岡勝のご友人である坂本寛さん(元東京経済大学図書館)もお世話になっている御一人。古書展で会うと「お、どうだい」と温か […]…続きを読む
- 第4回 Googleブックスの本当の使い方――日本人が本文検索をするために
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小林昌樹(図書館情報学研究者) ■はじめに 皓星社公式ツイッターで第四回テーマのアンケートを取ったところ、いちばん票をとったのがGoogleブックスの使い方についてだった。「さて困った、あれは役には立つが、立たせるのにコ […]…続きを読む
- 第4回 西洋人だからこそわかるナウでモダーンな「清朝考証学」――『哲学から文献学へ–後期帝政中国における社会と知の変動』(B.A. エルマン著)
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■B.A. エルマン『哲学から文献学へ–後期帝政中国における社会と知の変動』馬淵昌也・林文孝・本間次彦・吉田純訳、知泉書館、二〇一四年十月 読了 2015/3/14 目次:http […]…続きを読む
- 第4回 児童文学雑誌『飛ぶ教室』から(2)柳田国男が唯一著書の刊行を許した地方出版社・山村書院
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河原努(皓星社) ■理論社2代目社長の父も出版人? 8月の戦争物を挟んで、雑誌『飛ぶ教室』から見つけた出版人紹介の続きである。といっても、もともと前後編の予定であったので、今回でおしまい。同誌特集「子どもの本の出版」の3 […]…続きを読む
- 第3回 広島原爆で亡くなった3人の書店人と「平和の火」
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河原努(皓星社) ■広島原爆で亡くなった3人の書店人 数年前から国立国会図書館で新聞・出版・広告の業界紙『文化通信』(昭和21年5月1日創刊)のバックナンバーをめくっている。出版関係者の訃報探しをしながら気 […]…続きを読む
- 第3回 見たことも、聞いたこともない本を見つけるワザ――件名の本当の使い方
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小林昌樹(図書館情報学研究者) ■「未知文献」を見つける方法がある 見たことも、聞いたこともない本を見つけるなんてことはできるだろうか? そんなことはできないからこそ、本好きは毎日、本屋へ寄ったり、図書館の中をぶらついた […]…続きを読む
- 第3回 貧しき中にも読書あり――アガンベン『いと高き貧しさ――修道院規則と生の形式』
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■ジョルジョ・アガンベン『いと高き貧しさ 修道院規則と生の形式』上村忠男・太田綾子訳、みすず書房、二〇一四年十二月 読了 2016/2/2 目次:http://www.msz.co.jp/bo […]…続きを読む
- 第2回 児童文学雑誌『飛ぶ教室』から(1)実業之日本社の3人の児童文学編集者
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河原努(皓星社) ■「ざっさくプラス」の登載方針 私の仕事の一つに雑誌記事索引データベース「ざっさくプラス」に登載する雑誌の選定・準備がある。「お知らせ」の「昨年からの新規登載情報」、メールマガジン「先月からの新規登載情 […]…続きを読む
- 第2回 『物語岩波書店百年史』は一般出版史として読める読み物
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■紅野謙介『物語岩波書店百年史 1 「教養」の誕生』岩波書店、二〇一三年九月 読了2014/3/5 文学に厚く哲学に薄いのは、著者の属性よりして已むを得ぬ傾きなのか。哲学叢書で名を成した岩波書店なれば、古屋芳雄の若書き小 […]…続きを読む