読む辞典 内田百閒 我樂多箱
内田百閒読みの達人が案内する百閒ワールド 百閒語の謎が明らかに!
内田百閒は面白い。しかし、どこがどう面白いかということは、当然ながら本人は語らない。
現に「シカシ私ハ私ノ目ジルシヲ目アテニ書イタダケダカラ、面白クテモ知リマセント云ヒタイ」(「埋草随筆」ノ序)と書いているのである。(著者)
芥川龍之介、海軍機関学校、「狐の裁判」、ライスカレー……。内田百間の著作に出てくる語を50音順に収録して解説。
著者 | 備仲臣道 |
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発売日 | 2012年2月29日 |
ページ数 | 242 ページ |
定価 | 1,600円(+税) |
判型 | 四六判並製 |
装幀・造本 | 山崎登 |
ISBN | 9784774404615 |
目次
アイスクリーム
青木禎太郎
芥川龍之介
アビシニア國
油揚げ
安部磯雄
『阿房列車』
『第二阿房列車』
『第三阿房列車』
甘木
〔ほか〕
備仲臣道(びんなか しげみち)
朝鮮忠清南道大田府栄町(当時)に生まれ、日本の敗戦により祖母・母と共に帰国する。山梨県立甲府第一高等学校を卒業。山梨時事新聞記者、同労働組合書記長。月刊新山梨を創刊、編集発行人。著書 『蘇る朝鮮文化』(1993年 明石書店)、『高句麗残照』(2002年 批評社)、『Letitbe』(2006年 皓星社)、『司馬遼太郎と朝鮮』(2008年 批評社)、『坂本龍馬と朝鮮』(2010年 かもがわ出版)、『内田百閒我楽多箱』(2012年 皓星社)、『内田百閒文学散歩』(2013年 皓星社)など。共著に『攘夷と皇国』(2009年 批評社、礫川全次氏と)がある。この間、2002年には、「メロンとお好み焼き」(随筆)で、第6回岡山・吉備の国内田百閒文学賞優秀賞を受賞