皓星社(こうせいしゃ)図書出版とデータベース

歌誌月光 57号

〔特集〕佐久間章孔歌集『洲崎パラダイス・他』

歌人・福島泰樹主宰の「月光の会」が発行する短歌雑誌。57号では角川春樹獄中俳句『海鼠の日』を福島泰樹が語る。

特集は2018年刊行の歌集『洲崎パラダイス・他』から佐久間章孔の抒情にせまる。新たに佐久間章孔「別れのブルース」30首も掲載。

 

月光の会 http://gekkonokai.net/index.html

 

著者 福島泰樹(主宰) 竹下洋一(編)
発売日 2019年1月8日
ページ数 80 ページ
定価 1,000円(+税)
判型 A5版並製
装幀・造本 栗原奈穂
カバー写真・
イラスト
佐中由紀枝
ISBN 9784774406725

目次

〔短歌一〕

「月光残夢録 四」福島泰樹

「象られるⅢ Journal of a Solitude」大和志保

「家書家伝」竹下洋一

 

〔特集〕佐久間章孔歌集『洲崎パラダイス・他』

「別れのブルース」佐久間章孔

「『洲崎パラダイス・他』書評」藤原龍一郎

「時の重量」東郷雄二
「異端であってはならない」山田航

「「終わり」のネットワーク」木下竣介

「佐久間章孔歌集『洲崎パラダイス・他』を読む」岡部隆志

「『洲崎パラダイス・他』一首鑑賞」小河内仁美/川崎秀三/川俣水雪/窪田政男/中田實/晴山生菜/髙橋凜凜子/久留素子/矢澤重徳/大和志保/髙坂明良/竹下洋一

 

〔短歌二〕

「蟻のブルース・雨のブルース」佐久間章孔

「梅真白覚悟ならないこともない」川俣水雪

「無音のH(アッシュ)」冨尾捷二

「春は鳥の言葉を」窪田政男

「闇の花道」吉田和子

「震動 6/18(月)」鹿野氷

「本の象りⅢ」晴山生菜

「思ひ出」高橋凜凜子

「六月四日に」川崎秀三

「失踪者」牧田美保

 

〔連載〕

「狼たちへの挽歌・番外――角川春樹獄中俳句 海鼠の日」福島泰樹

 

〔短歌三〕

「海はちかづく」颯木あやこ

「証言・慟哭」小河内仁美

「風が鳴いてる」藤岡巧

「晩夏」久留素子

「それぞれの毎日」大西いづみ

「足らふ」土屋尚子

「ま昼間」中田實

「刺身用イカへ」鎌田圭一

「夜想曲――通り雨」矢澤重徳

「虎落笛――はなれ猿 田代栄助頌」渡邊浩史

 

〔連載〕

「詩は永遠に行為する23 言葉こそ砦④山之口貘(明治三十六年〜昭和三十八年)間借りのひと」髙坂明良

「月光シネマテーク2」

「百年まちのあのひと そのじゅういち」渡邊浩史

「言霊探偵の事件簿Ⅺ(謎の解き方)」佐久間章孔

「短歌絶叫論のためのフラグメンツ⑦」大和志保

「コトバ数だけ数えうたの6」山崎春美

 

月光通信

「月光歌筵 前号作品評」窪田政男/竹下洋一

編集後記