植民地教育史研究年報20 教育の植民地支配責任を考える
植民地教育史研究を牽引する。20年記念号
「植民地教育」をテーマとする学会「日本植民地教育史研究会」の年報第20号。
リニューアルした今号では、研究会の20年間の歩みを振り返り、改めて教育の植民地支配における責任を考える。
著者 | 日本植民地教育史研究会運営委員会(第Ⅵ期) |
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発売日 | 2018年3月31日 |
ページ数 | 224 ページ |
定価 | 2,000円(+税) |
判型 | A5版並製 |
装幀・造本 | 藤巻亮一 |
ISBN | 978-4-7744-0660-2 |
目次
巻頭言「植民地教科書研究の意義―『研究年報』20 号に寄せて―」佐藤広美
Ⅰ.20 周年記念講演
日本植民地教育史研究会・創設の頃とその後(渡部宗助)
Ⅱ.シンポジウム――植民地教育の戦争責任・戦後責任
シンポジウム「教育の植民地支配責任を考える」 発題 教育の植民地支配責任とは何か―小沢有作を中心に考える―(佐藤広美)
福沢諭吉研究の現状と日本の植民地教育史研究の課題―安川寿之輔著『福沢諭吉のアジア認識』を手がかりにして―(松浦勉)
「満洲国の職業技術教育と植民地支配責任」を考える」(丸山剛史)
中学生の認識に内在する「国家の論理」(植民地主義)を相対化する授業(三橋広夫)
討論 シンポジウム「教育の植民地支配責任を考える」
Ⅲ.研究論文・研究ノート
「満洲」の国語教育実践における『満洲補充読本』の位置(宇賀神一)
Ⅳ.書評・図書紹介
根川幸男、井上章一編著『越境と連動の日系移民教育史―複数文化体験の視座』(岡田泰平)
Ⅳ.書評・図書紹介
根川幸男、井上章一編著『越境と連動の日系移民教育史―複数文化体験の視座』(岡田泰平)
田中寛著『戦時期における日本語・日本語教育論の諸相』(宮脇弘幸)
林琪禎著『帝国日本の教育総力戦―植民地の「国民学校」制度と 初等義務教育政策の研究―』(合津美穂)
松原孝俊監修『満洲及び朝鮮教育史―国際的なアプローチ―』 (山本一生・Ulrich Flick・山下達也)
Ⅴ.資料紹介
日本統治下朝鮮の学校経験―池明観氏の場合―(李省展・佐藤由美・芳賀普子)
満洲鉱工技術員協会編『鉱工満洲』誌目次集(1)(丸山剛史)
Ⅵ.旅の記録
台湾教育史遺構調査(その 10)(白柳弘幸)
Ⅶ.学会・シンポジウム参加記録
Ⅴ.資料紹介
日本統治下朝鮮の学校経験―池明観氏の場合―(李省展・佐藤由美・芳賀普子)
満洲鉱工技術員協会編『鉱工満洲』誌目次集(1)(丸山剛史)
Ⅵ.旅の記録
台湾教育史遺構調査(その 10)(白柳弘幸)
Ⅶ.学会・シンポジウム参加記録
戦争をどう乗り越えるか―盧溝橋事件 80年国際シンポジウムに参加して― (田中寛)
Ⅷ.彙報
編集後記
著者紹介
Ⅷ.彙報
編集後記
著者紹介
『植民地教育史研究年報』投稿要領
CONTENTS