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歌誌月光 63号

【特集】中田實歌集『奄美』/第七回黒田和美賞/追悼 清田由井子

歌誌 月光 63号

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歌人・福島泰樹主宰の「月光の会」が発行する短歌雑誌。

特集は中田實第一歌集『奄美』。父母の死を経て、自らのルーツである「奄美」をテーマに編まれた、「永遠の帰還者」中田實の第一歌集である。

また、「季刊月光」を中心に約六百首を掲載し、歌と共にあり続けた清田由井子さんを追悼する。

他に第七回黒田和美賞を発表。

月光の会

http://gekkonokai.net/index.html

著者 福島泰樹(主宰)他
編者 竹下洋一(編)
発売日 2020年4月8日
ページ数 106 ページ
定価 1,000円(+税)
判型 A5版並製
装幀・造本 栗原奈穂
カバー写真・
イラスト
佐中由紀枝
ISBN 9784774407241

目次

〔短歌一〕
黒いオルフェウスの歌 月光残夢録 参 福島泰樹
象られる Ⅸ きさらぎ心中 大和志保
家書家伝 竹下洋一

〔特集〕中田實歌集『奄美』
伊太利亜紀─五都を巡る─ 中田 實
同世代の持続する志 中田實歌集『奄美』書評 藤原龍一郎
中田實歌集「奄美」覚書断片 大林明彦
どこから行っても遠い場所─中田實『奄美』における東京の異界性─ 尾松 亮
中田實の短歌的身体─歌集『奄美』を読む─ 岡部隆志
『奄美』一首鑑賞 小河内仁美/川崎秀三/窪田政男 冨尾捷二/佐久間章孔/矢澤重徳/鹿野 氷/山崎春美/渡邊浩史/晴山生菜/大和志保/竹下洋一

〔短歌連載〕暁の星 二 十二月の歌 重信房子

〔短歌二〕
ともや 髙坂明良
斥力の船 窪田政男
落として来た日二つ 吉田和子
行方知らず 川崎秀三
感応 鹿野 氷
普通の日々 大西いづみ
をさなければ 冨尾捷二
ブルースで死にな(おまえに) 佐久間章孔

〔特集〕第七回黒田和美賞
受賞のことば 中田 實
独りごちの記 福島泰樹
黒田和美賞 選考経過 岡部隆志
第七回黒田和美賞作品について 高橋凜凜子
光差すコロッセウムにて 第七回黒田和美賞選考経過 大和志保
一年を振り返りつつ 竹下洋一

〔短歌三〕
咳 武藤雅治
命の記憶 尾松 亮
ブルーポピー 高橋凜凜子
単色画 小河内仁美
虎穴穴熊からしレンコンへ 鎌田圭一
読書感想文 福間三九郎
本の象Ⅸ 晴山生菜

〔特集〕追悼 清田由井子
月光抄 清田由井子作品 29首 清田由井子
けさ夕顔のあやまちて咲く──『草峠』の候 福島泰樹
清田由井子さんを偲んで 髙嶋和惠
作品30首 阿蘇しぐれ 髙嶋和惠
哭きすぐるもの(阿蘇の麗人恋し) 佐久間章孔
清田由井子 著作目録

〔連載〕
狼たちへの挽歌7 黒鍵を叩き続けよ──黒田和美 福島泰樹
月光シネマテーク33 百年まちのあのひと そのじゅうなな 渡邊浩史
言霊探偵の事件簿XVII 1973年の話 佐久間章孔
コトバ数だけ数えうたの11 山崎春美

月光通信
月光歌筵 前号作品評 Ⅰ窪田政男/Ⅱ綿田友恵/Ⅲ木下竣介
編集後記