証言連合赤軍 10 浅間山荘四十周年シンポジウム
「連合赤軍事件の全体像」を記録するための証言集、第10号
日本列島を震撼させた連合赤軍事件。彼らは何のために、学生運動・政治運動に命をかけたのか。私たちはその歴史から何を学びうるのか。事件から40年の今年、当時を振り返るシンポジウムが開かれた。
4名の当事者と司会を含む13名のパネリストによる討論の内容は、当時の状況から、組織犯罪という点でのオウム真理教との比較、事件の扱われ方の変化、さらには橋下徹にまで及んだ。10号では、約190人が集まり、5時間を超えたこのシンポジウムを完全収録。
著者 | 連合赤軍事件の全体像を残す会(編) |
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発売日 | 2012年9月3日 |
ページ数 | 109 ページ |
定価 | 1,000円(+税) |
判型 | A5判並製 |
ISBN | 9784774404745 |
目次
第1部――映像でふりかえる
第2部――当事者世代が語る
・左翼のトラウマ・連赤事件を総括して運動の力に
・人を内側から捕まえる共同性の原理をいかに超えるか
・今や保守派も含め日本が連合赤軍化している ほか
第3部――連合赤軍事件が残したもの
・後世に教訓を伝えたい
・連赤事件の本質をまとめることなどできない
・連赤事件を日本的市民社会に回収する危さ ほか
第4部――若い世代にとっての連合赤軍
・連赤事件は「言葉」が暴走した事件だったと思う
・将来、史実として連赤事件が語られるようになる
・連赤事件が今の「生きづらさ」につながっている ほか