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インボイスは廃止一択 消費税の噓がよくわかる本

インボイスは、百害あって一利なしの制度

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《この本が紹介されました》

全國商工新聞 2024年7月15日

週刊金曜日 2024年11月15日号

2023年10月1日、インボイス制度が開始されました。実はこのインボイス、百害あって一利なしの制度です。会社だけでなく、社会で働くわたしたち全てに関係しています。

この制度に反対して、大きな市民運動、「STOP!インボイス」も起こりましたが、大手メディアからは黙殺され、ほとんどの人はその実態を知らぬまま、導入が強行されてしまいました。

本書は、約2年間にわたって反対運動の現場に密着し、自らも問題点を指摘し続けた筆者が、その経緯を振り返りながらこの制度の問題について指摘、分かりやすく解説します。

政治の世界では裏金がまかり通る中、「STOP!インボイス」を叫ぶ市民は「脱税」「ネコババ」と叩かれた。
大手メディアが黙殺する中、消費税とインボイス問題にくらいつき、政府と対峙したジャーナリストと私たちの戦いがここに。
--インボイス制度を考えるフリーランスの会 小泉なつみ

※制作協力:「インボイス制度を考えるフリーランスの会」(通称:STOP!インボイス)
※本書の印税一部は「STOP!インボイス」に寄付されます。

 

著者 犬飼淳
発売日 2024年5月20日
ページ数 186 ページ
定価 2,000円(+税)
判型 A5判並製
装幀・造本 中村健
カバー写真・
イラスト
坂本伊久子
ISBN 978-4-7744-0827-9

目次

はじめに

第1章 2023年10月、密かに始まった増税
本質は弱い立場への税の押し付け合い
あらゆる取引で弱い者がさらに弱い者を叩く

 

第2章 増税を強いられる業界は無限大
日本の食を支える農家、産地直売所、飲食店が潰れる
日本の物流を支えるドライバーが潰れる
日本の建設を支える一人親方が潰れる
出版業界が潰れる
シルバー人材センターを介して働く高齢者が潰れる

 

第3章 サラリーマンの経費精算は大混乱、経理も疲弊
合言葉は「インボイス発行できますか?」
「経理の3分の1が異動・退職・転職を検討」の衝撃

 

第4章 導入根拠も益税も真っ赤な噓
インボイスの導入根拠は存在しないことが国会で証明
岸田総理のインボイスに対する本当の理解度
益税は存在しないことを裁判所が判決
ついに国会で露呈した、30年以上にわたる消費税の噓

 

第5章 増税の強力なサポーターたち
報道どころか現場に現れない大手メディア
偽りの導入根拠と益税を垂れ流した大手メディア
公開質問で露呈した大手メディアの本当の理解度
増税の対象を矮小化した大手メディア
インボイス反対の声をかき消したフリーランス協会の裏切り行為

 

第6章 ことごとく的外れな政府の対策
6年後に無くなる負担軽減策
不公正な取引排除を黙認する公正取引委員会
個人情報漏洩問題を放置する一方、自らの名前と顔は隠す官僚たち

 

第7章 制度開始直前の1ヶ月半におきた奇跡と失望
不可能と思われた反対署名30万筆をついに達成
反対署名54万筆の衝撃

 

第8章 予想された通りの制度開始後の混乱
制度開始1ヶ月で次々と現実になった指摘済みの問題

 

参考資料 市民運動の記録

 

おわりに

犬飼淳(いぬかい・じゅん)

1985年生まれ。2018年より、国会答弁を中心に政治に関する論考を発表。2021年からtheLetter「犬飼淳のニュースレター」を開始。前職の約10年に及ぶITコンサル経験を活かして、一般市民の生活に影響する政策や報道の複雑な問題点を直感的・視覚的に理解できるように工夫したスライドで解説している。2022年から総理大臣記者会見に参加し、記者クラブ制度の問題点にも言及。直近では、神宮外苑再開発、マイナ保険証、英語スピーキングテスト(ESAT-J)都立校入試活用、国立大学法人法、能登半島地震、共同親権など、インボイス以外にも多岐にわたる分野の記事を発表。本書が初の著書。

Xアカウント @jun21101016

犬飼淳のニュースレター https://juninukai.theletter.jp/