皓星社(こうせいしゃ)図書出版とデータベース

歌誌月光69号

特集 高橋和巳 没後五十年

歌人・福島泰樹主宰の「月光の会」が発行する短歌雑誌。今号の特集は、没後五十年を迎える高橋和巳。学生時代より高橋の薫陶を受け、小説家・歌人としても活躍する太田代志朗のロングインタビューをはじめ、第二回月光新鋭集やエッセイを掲載。

著者 福島泰樹(主宰)他
編者 竹下洋一
発売日 2021年11月22日
ページ数 128 ページ
定価 1,000円(+税)
判型 A5判並製
装幀・造本 栗原奈穂
カバー写真・
イラスト
佐中由紀枝
ISBN 978-4-7744-0756-2

目次

月光外伝 二 川俣水雪 福島泰樹
《短歌一》
「富美」の雨傘2 Agnes Fuu’s umbrella 矢澤重徳
象られる Ⅷ  詩人の血 大和志保
家書家伝 竹下洋一
《特集 高橋和巳 没後五十年》
漆黒の京の嵐に――高橋和巳没後五十年 太田代志朗
月光インタビュー04 太田代志朗――高橋和巳とは何であったのか 聞き手:福島泰樹
雪のごとたかはしかづみ水のごと 川俣水雪
白虹 渡邊浩史
「自己否定」の果てにあるもの――高橋和巳『わが解体』を読む―― 岡部隆志
高橋和巳 『孤立の憂愁の中で』を読み返す 矢澤重徳
《連載》
暁の星 八 六月の歌 重信房子
《短歌二》
K 武藤雅治
狐の梅雨入り 窪田政男
果てしない夏 鹿野氷
遍路拾遺 高橋凜凜子
夢じゃらし〜輪廻転生 順不同〜 川崎秀三
しぐれもよう 藤岡巧
水のこゑ 髙嶋和惠
オルタンシア 松野志保
《連載》
百四十字、老いらくの歌 三 福島泰樹
《短歌三 第二回 月光新鋭集》
Kの肖像33 宮野克行
桜とヒコーキ 櫻井真理子
祝日 小田那津子
夜夜夜 千田桃子
十八の旅 五十嵐博信
夢遊病 尾松亮
鬱蒼とした 近藤恭子
顔 黒羽濫
町を歩けば 臼井敦子
禿げと満月 来栖微笑
《連載》
神保町のんしゃら日記 3 晴山生菜
月光シネマテーク 39 あした花咲く庭で(4) 渡邊浩史
きょうの百葉箱 五輪をめぐる言葉の耐えられない軽さ 潮なぎさ
天神亭日乗 5 来栖微笑
《短歌四》
白日歌 中田實
トウリャンセ 吉田和子
かなしき正円 潮なぎさ
花言葉 小河内仁美
COVIDー19 菅原昭子
嗚呼荒城の夜半の月 福間三九郎
#ROMEO² MUST DIE² 鎌田時江
「二十歳の原点」高橋悦子へ 鎌田圭一
眼球 楠本夏菜
本の象 晴山生菜
月光歌筵 窪田政男/綿田友恵/木下竣介
月光通信
編集後記