歌誌月光 67号
特集 藤原龍一郎歌集『202X』
歌人・福島泰樹主宰の「月光の会」が発行する短歌雑誌。今号の特集は藤原龍一郎歌集『202X』(2020年、六花書林刊)。そのほか「地震」をテーマにした連作やエッセイ、第八回黒田和美賞について掲載。
著者 | 福島泰樹(主宰)他 |
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編者 | 竹下洋一 |
発売日 | 2021年4月15日 |
ページ数 | 132 ページ |
定価 | 1,000円(+税) |
判型 | A5判並製 |
装幀・造本 | 栗原奈穂 |
カバー写真・ イラスト |
佐中由紀枝 |
ISBN | 9784774407425 |
目次
《短歌一》
月光庵目録 六 福島泰樹
家書家伝 竹下洋一
《特集 藤原龍一郎歌集『202X』》
『202X』三〇首抄出 藤原龍一郎
月光インタビュー02 時代の文学という意識を強く持つ歌を―藤原龍一郎 聞き手:大和志保
歌集の運命 佐久間章孔
雨傘は今はなけれど 歌集『202X』 竹下洋一
《短歌二》
2020年の繰言 冨尾捷二
Sad Song LGBTX 窪田政男
穂高岳 高橋凜凜子
今はわかってくれますか 鹿野氷
われもなのはな 武藤雅治
憂いの風景 藤岡巧
秋天から冬天へ 中田實
曼殊沙華燃ゆ 吉田和子
くちびるに歌を 臼井敦子
無知の壁 高嶋和惠
《特集 地震(なゐ)》
03111446 矢澤重徳
揺らぐ 高嶋和惠
象られる Ⅺ ピアソラの吹子 大和志保
黙礼合唱団 反鎮魂歌 尾松亮
『チェルノブイリの祈り』から想う「しんさい」でないことば 尾松亮
地震と『万葉集』 岡部隆志
「没後60年記念 歌人岸上大作展」オープニング記念講演 血と雨の歌ー没後六十年を迎えた岸上大作 福島泰樹
《連載》暁の星 六 四月の歌 重信房子
《短歌三》
13~多磨全生園を訪ふ 櫻井真理子
Kの肖像31 宮野克行
淋しい場所 千田桃子
スナック ウォッカ 来栖微笑
造形 小河内仁美
振り向くな 川崎秀三
(演歌)「ひとりにしない」(歌手)寺本圭佑(出だし)少し痩せたね 無理してないか へ 鎌田圭一
読書感想文 Ⅱ 福間三九郎
目玉のはなし 小田那津子
三月「決して孤独を感じません」潮なぎさ
猫 黒羽濫
本の象 晴山生菜
《特集 第八回黒田和美賞》
受賞のことば 川俣水雪
霜柱純情左翼絶えにけり 川俣水雪
反権力史的コラージュ集 福島泰樹
黒田和美賞選評 岡部隆志
第八回黒田和美賞作品について 高橋凜凜子
一年を振り返りつつ 竹下洋一
光の函 第八回黒田和美賞選考経過 大和志保
《新連載》 百四十字、老いらくの歌 一 福島泰樹
《新連載》 神保町のんしゃら日記 1 晴山生菜
《連載》コトバ数だけ数えうたの十三 山崎春美
月光シネマテーク 37 あした花咲く庭で(2) 渡邊浩史
天神亭日乗 3 来栖微笑
きょうの百葉箱1 数は怖い 「みんな」は恐ろしい 潮なぎさ
断唱 大塚晶香
月光歌筵 窪田政男/綿田友恵/木下竣介
月光通信
編集後記