シリーズ紙礫7変態
書いた本人の意図とは関係なく、読むと引いてしまうような作品。それが変態小説だ!
変態=エロとは限らない。真の「変態小説」とは何か?デビュー作の『ラス・マンチャス通信』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞した作家・平山瑞穂が、一癖も二癖もある小説を選び、一冊に編集。シリーズ紙礫が本領を発揮した前代未聞のアンソロジー。平山による書き下ろし作品「果実」を含む七つの変態ワールドを、とくとご賞味あれ!!
著者 | 平山瑞穂(編) |
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発売日 | 2017年3月10日 |
ページ数 | 348 ページ |
定価 | 2,000円(+税) |
判型 | 四六判並製 |
装幀・造本 | 藤巻亮一 |
ISBN | 9784774406305 |
目次
「犬」中勘助
「東京日記(その8)」内田百閒
「富美子の足」谷崎潤一郎
「彼等[THEY]」 稲垣足穂
「合掌」川端康成
「果実」平山瑞穂
「夢鬼」蘭郁二郎
解説――平山瑞穂
平山瑞穂(ひらやま・みずほ)
1968 年、東京都生まれ。立教大学社会学部卒業。2004 年にデビュー作の『ラス・マンチャス通信』で第16回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。著書に『忘れないと誓ったぼくがいた』『シュガーな俺』『あの日の僕らにさよなら』『プロトコル』『マザー』『四月、不浄の塔の下で二人は』『彫千代~Emperorof the Tattoo~』『妻を譲らば』等多数。