皓星社(こうせいしゃ)図書出版とデータベース

シリーズ紙礫11ダッチワイフ

性欲処理の代用品か? 最愛の恋人か? 人と人形の、愛と魂のありかを問う、前代未聞の「ダッチワイフ」アンソロジー。

シリーズ紙礫11ダッチワイフ 伴田良輔編 皓星社 シリーズ紙礫11

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特選小説 2018年1月号

シリーズ紙礫 第11弾!

ダッチワイフの前身である「竹夫人」から、ビニール製の空気注入式ダッチワイフ、美術品のような高級「ラブドール」まで、様々な「ダッチワイフ」を巡る作品のアンソロジー。
おっぱい写真集『BREASTS 乳房抄』で話題をよんだ写真家・伴田良輔が、ダッチワイフの登場する小説・詩歌・脚本・漫画を精選、撰者による書き下しの小説も。

著者 伴田良輔(編)
発売日 2017年10月10日
ページ数 320 ページ
定価 2,000円(+税)
判型 四六判並製
装幀・造本 藤巻亮一
カバー写真・
イラスト
伴田良輔
ISBN 978-4-7744-0644-2

目次

巻頭歌――黒田和美

詩「竹夫人」角田竹夫
小説「和蘭妻」丸木砂土
小説「竹夫人」井上友一郎
脚本「荒野のダッチワイフ」大和屋竺
小説「青塚氏の話」谷崎潤一郎
小説「人形はなぜ作られる」北岡虹二郎
漫画「やけっぱちのマリア(抄)」手塚治虫
漫画「空気人形」業田良家
小説「恋は恋」津原泰水
小説「アリスマトニカ」伴田良輔

解説――伴田良輔

伴田良輔  (ハンダリョウスケ)  (

伴田良輔(はんだ・りょうすけ) 京都生まれ。上智大学外国語学部英語学科中退後、写真評論と美術評論を中心に活動。1986年『独身者の科学』でデビュー。以後、美術から数学、エロス、サイエンスまで幅広いジャンルを横断しながら、写真、版画、評論、翻訳、映画など多様な表現活動を行う。 女性の身体に焦点をあてた写真集に『エロティッシモ』(1997)、『鏡の国のおっぱい』(2003)、『HIPS 球体抄』(2012)がある。乳房写真集『BREASTS 乳房抄/写真篇』(2009)は大きな話題を呼んだ。 2010年、等身大ラブドールをヒロインにした短編映画「アリスマトニカ」を撮影。