皓星社(こうせいしゃ)図書出版とデータベース

歌誌月光 56号

〔特集〕賀村順治 狼の歌

歌人・福島泰樹主宰の「月光の会」が発行する短歌雑誌。

56号では清田由井子の新連載がスタートした。

特集は全身歌人の賀村順治。肉体から発せられた「狼の歌」を取り上げる。

 

月光の会 http://gekkonokai.net/index.html

 

著者 福島泰樹(主宰) 竹下洋一(編)
発売日 2018年9月30日
ページ数 96 ページ
定価 1,000円(+税)
判型 A5版並製
装幀・造本 栗原奈穂
カバー写真・
イラスト
佐中由紀枝
ISBN 9784774406664

目次

〔短歌一〕

「月光残夢録 三」福島泰樹

「象られるⅡ 少女領」大和志保

「家書家伝」竹下洋一

 

〔特集〕賀村順治 狼の歌

「背中に涙あふれていたり─賀村順治・肉声の祖国」中森敏夫

「黙深き荒野から─「個」の怒りと文学運動」田中綾

「北狼百八首」福島泰樹 撰

「狂気という宿命─賀村順治歌集『狼の歌』の世界─」岡部隆志

「熱り立つ鍬─反「土俗」の大地で」峰艶二郎

「耐へて狂へるだけ狂へ─〈津軽の雪〉とケガズの世界へ─」黒岩康

「死に狂う花」白鳥真

「非道の獣に花の空を」高坂明良

「情念物語」高橋愁

「狼たちへの挽歌3─賀村順治 其ノ壱」福島泰樹

 

〔新連載〕

「山河哀惜の歌1─暗黒の激震、それから」清田由井子

 

〔短歌二〕

「もう花は充分なんだ」颯木あやこ

「賀村順治の狼に与ふ」髙坂明良

「いつの言葉か」窪田政男

「夏過ぎの」鹿野氷

「老人街」佐久間章孔

「この人にしてこの疾螢かな」川俣水雪

「戊戌あとさき」冨尾捷二

「火の生れる」中田實

「美ら海」高橋凜凜子

「ああ歳月」吉田和子

 

〔書評〕

「謎めいた女─歌集『雨女の恋』を読んで」綿田友恵

 

〔連句〕

「日溜りや(歌仙)」月光塾 連衆

 

〔短歌三〕

「漂流」川崎秀三

「無言劇」梅村このみ

「空よ」小河内仁美

「Family Tree」菅原あきこ

「独りは友だち、アンディ・ウォーホルへ」鎌田圭一

「思い出探しの歌舞伎町」藤岡巧

「老いゆけば」土谷尚子

「本の象りⅡ」晴山生菜

「ぼくの叔父さん」渡邊浩史

 

〔連載〕

「詩は永遠に行為する22 言葉こそ砦③─金子光晴(明治二八年~昭和五〇年)」髙坂明良

「月光シネマテーク26 百年まちのあのひと そのじゅう」渡邊浩史

「言霊探偵の事件簿Ⅹ(ワトソンの謎)」佐久間章孔

「コトバ数だけ数えうたの5」山崎春美

 

月光通信

「月光歌筳 前号作品評」窪田政男