哀悼
死者は死んではいない!数多の死者たちに捧ぐ第29歌集
第1歌集『バリケード・1966年2月』から47年。早稲田短歌会以来の歌友黒田和美に、桐生の夭折の詩人長澤延子に、そして、立松和平、中井英夫、諏訪優、辺見じゅん、高橋一巳、塚本邦雄、中上健次、安永蕗子… 「東京/中日新聞」の連載「追憶の風景」で哀悼の想いを綴ったあまたの死者たちに捧げる第29歌集。
遠い夜のあなたの家の団欒の グランドピアノ黒鍵ばかり
著者 | 福島泰樹(著) |
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発売日 | 2016年10月30日 |
ページ数 | 148 ページ |
定価 | 2,000円(+税) |
判型 | 四六判上製 |
装幀・造本 | 山崎登 |
カバー写真・ イラスト |
福島泰樹 |
ISBN | 9784774406213 |
目次
Ⅰ
オレンジ色の夢
追憶
Ⅱ
エンジェルの空
夜の凩
Ⅲ
十七歳の死者
ランルの旗
Ⅳ
哀悼
黒鍵
跋
福島 泰樹(ふくしま・やすき)
1943年3月、東京市下谷區に最後の東京市民として生まれる。早稲田大学文学部卒。1969年秋、歌集『バリケード・1966年2月』でデビュー、「短歌絶叫コンサート」を創出、朗読ブームの火付け役を果たす。以後、世界の各地で朗読。全国1500ステージをこなす。単行歌集29冊の他、『福島泰樹歌集』(国文社)、『福島泰樹全歌集』(河出書房新社)、『定価 中也断唱』(思潮社)、評論集『追憶の風景』(昌文社)、DVD『福島泰樹短歌絶叫コンサート総集編/遙かなる友へ』(クエスト)、CD『短歌絶叫 遙かなる朋へ』(人間社)など著作多数。毎月10日、東京吉祥寺「曼荼羅」での月例短歌絶叫コンサートも31年目を迎えた。