本棚に会いに行く:司書記者と旅する20のブックスポット
心がざわつく日や 八方塞がりの夜は、 本棚に会いに行こう。 これはいわば、 自分を取り戻すための 哲学書だ。--標野凪(小説家)
スポーツ・文化系の新聞記者である著者は、50 代半ばで思い立って図書館司書の資格を取得し、「本棚のある場所」をめぐりはじめた。図書館、書店、喫茶店や移動書店など、訪れた人が自然に癒されてしまうような「本棚」を訪ねつづけた「司書記者」に見えてきたものとは?
各地の魅力的な「本棚」を旅するエッセイ集。
本棚って不思議ですよね。何かしらのテーマや意図で集められているのに、なぜか嫌な圧迫感やアピール感がありません。並べられた本はこちらが手に取るまで、静かにじっとその場所で待ってくれています。それが心地よく、落ち着くのです。……
かのアインシュタインはこんな名言を残しています。
「あなたが絶対に知っておくべき、ただ一つのこと。それは図書館の場所である」
ここに出てくる「図書館」を、私は「本棚」に言い換えてみたいと思います。
| 著者 | 谷野哲郎 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年5月18日 |
| ページ数 | 256 ページ |
| 定価 | 2,300円(+税) |
| 判型 | 四六判並製 |
| 装幀・造本 | 藤巻亮一 |
| ISBN | 978-4-7744-0881-1 |
目次
はじめに 3
第1章「魅せる本棚」
東洋文庫ミュージアム(東京都文京区) 10地中図書館(千葉県木更津市) 20多摩美術大学図書館(東京都八王子市) 30箱根本箱(神奈川県足柄下郡) 40取材ノート① 司書になるきっかけをくれた青山美智子さん 50
第2章「学ぶ本棚」
日本点字図書館(東京都新宿区) 56国立国会図書館 国際子ども図書館(東京都台東区) 66飯能高校すみっコ図書館(埼玉県飯能市) 70大正大学附属図書館(東京都豊島区) 86取材ノート② 「一期一会」背中を押してくれた谷村新司さん 96
第3章「暮らす本棚」
移動図書館そよかぜ号(東京都町田市) 104東邦大学医療センター大森病院 からだのとしょしつ(東京都大田区) 114銀鱗文庫(東京都江東区) 124眞踏珈琲店(東京都千代田区) 134取材ノート③ 「過去の自分に線を引く」作家・標野凪さんから学んだこと 144
第4章「営む本棚」
まちライブラリー MUFG@PARK(東京都西東京市) 154久美堂と千代田区立図書館(東京都町田市・千代田区) 164紀伊國屋書店(旧啓文堂書店) 狛江店(東京都狛江市) 174誠品生活日本橋 誠品書店(東京都中央区) 184
取材ノート④ 「人はなぜ、本を読むのか」 夏川草介さんの答え 194
第5章「旅をする本棚」
山梨県立図書館(山梨県甲府市) 202移動書店ハリ書房(東京─新潟) 212震災遺構 荒浜小学校(宮城県仙台市) 222石川県立図書館(石川県金沢市) 232
あとがき 245
旅のお供に──私の本棚から 152・200
谷野哲郎 (たにの・てつろう)
1967年、兵庫県生まれ。 明治大学政治経済学部卒。 1989年に中日新聞社入社。 主にスポーツと文化芸能を担当。 東京新聞(中日新聞東京本社)運動部長を経て、編集委員。 本書の元となった「司書記者の旅をする本棚」や「ミライの本棚」を連載中。 著者名義の出版は本書が初めて。








