ハンセン病文学全集 3 小説三
ハンセン病患者・元患者による作品の集大成。小説篇その3
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閉ざされた園で書き継がれた作品群。質量ともに世界文学史上例を見ないハンセン病文学の集大成。
この百年の文学史に対して、もう一つの流れをつくる。(鶴見俊輔)
ハンセン病文学は、戦後の建前である人権とか言論の自由の陰の部分を明らかにするとともに、日本の現代文学の欠落を補い、それに大きな衝撃を与えるだろう。(加賀乙彦)
編者 | 大岡信、大谷藤郎、加賀乙彦、鶴見俊介 |
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発売日 | 2002年11月 |
ページ数 | 446 ページ |
定価 | 4,800円(+税) |
判型 | A5版上製 |
装幀・造本 | 安野光雅 |
ISBN | 9784774403922 |
目次
冬敏之
「たね」
「渦」
「高原の療養所にて」
「埋もれる日々」
「その年の夏」
「長靴の泥」
「街の中で」
「ハンセン病療養所」
島比呂志
「林檎」
「奇妙な国」
「永田俊作」
「カロの位置」
「豊満中尉」
「生存宣言」
「海の沙」
解説