皓星社(こうせいしゃ)図書出版とデータベース

【4/24~6/20】宇井眞紀子さんクラウドファンディングのお知らせ

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日本全国で撮影したアイヌ100組の写真集、2冊目を届けたい!

今週4月24日(木)午前10時より、カメラマン・宇井眞紀子さんの写真集刊行のクラウドファンディングがスタートします。

事前予約をかねてのプロジェクトですので、写真集を入手されたい方は是非ご支援ください。
ご支援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

「撮影を通じて共に歩みたい」という思いを胸に、30年以上にわたりアイヌの方への取材・撮影を続けてこられたカメラマンの宇井眞紀子さん。

明治政府による同化政策のもと、沖縄や北海道の人々は土地・言語・生活習慣などあらゆる基盤を奪われたという歴史を持ち、さらに100年以上差別と偏見を受けてきました。その中でも、アイヌの聖地を守る活動の記事を偶然目にしたことから、宇井さんはアイヌの方々と出会い、そして自分自身の裡に堆積してきたステレオタイプに出会ったといいます。

「和人」(アイヌ民族に対して、日本国内のマジョリティを指す)として、ファインダーを覗くこと。連続的な世界において一瞬を切り取る写真が果たす役割ーー様々な葛藤の中で、宇井さんは2009年、日本各地に暮らすアイヌの方100人をリレー方式で繋ぐ『アイヌ、100人のいま』というプロジェクトを立ち上げました。

カメラの前に立つ皆さんの意思を尊重するという思いから、撮影場所やシチュエーション、身につけるものまで全てを自分自身で決めてもらう、宇井さんでさえ「出会うまで、何が撮れるか分からない」というプロジェクトです。撮影と同時に、お一人お一人にお気持ちを伺ったそうです。

2017年にプロジェクト初の写真集『アイヌ、100人のいま』(冬青社)を上梓され、この度二度目のチャレンジです。前回から8年、新たな100組の姿と声を形にするために、どうぞあたたかいご支援をお願いいたします。

ご支援金は、写真集の製作費の一部に充てさせていただきます。

ご支援はこちらから→プロジェクトページへ

 

《期間》
2025年4月24日(木)10:00〜6月20日(金)23:00

《仕様》
・写真集『アイヌ、100人のいま2(仮)』
・著者:宇井眞紀子
・版元:株式会社皓星社

※その他お問い合わせは当社まで。(メール:uiouen@libro-koseisha.co.jp )

 


宇井眞紀子(うい・まきこ)

武蔵野美術大学卒業。日本写真芸術専門学校卒業。学生時代から写真家・樋口健二氏に師事。

1992年からアイヌ民族の取材に取り組む。 主な写真集に、『アイヌ、100人のいま』『アイヌ、風の肖像』『伝え守る アイヌ三世代の物語』『眠る線路』『いのちの森に暮らす ハンセン病療養所 多磨全生園のいま』『息の緒』がある。

第4回さがみはら写真新人奨励賞、第28回東川賞特別作家賞、第1回笹本恒子写真賞を受賞。日本写真家協会会員。武蔵野美術大学非常勤講師。

公式HP:https://www.makikoui.com