【10/5開催】早尾貴紀×豊田直巳 「〈10.7〉から2年、ガザ大虐殺はなぜ起きたのか、わたしたちには何ができるのか」
〈10.7ガザ蜂起〉からもうすぐ2年。
凄惨なニュースも目にしながらも、どうして世界は、わたしたちは、この虐殺を止めることができないのか?
この度は、大阪にあります隆祥館書店さまにて、
『パレスチナ、イスラエル、そして日本のわたしたち』早尾貴紀さんと、
『福島に生きる凛ちゃんの10年』著者・フォトジャーナリストの豊田直巳さんのトークイベントを開催いたします。
下記は、早尾貴紀さんからのメッセ-ジです。
パレスチナのガザ地区でジェノサイドが続くのを世界は目撃しながら止められずにいます。なぜでしょうか。
それを考えるためには、そもそもガザ地区とは何か、イスラエルとは何かを知らなくてはなりません。
これは〈10.7〉に始まったのでもなく、宗教対立でもなく、「テロとの戦い」でもありません。
欧米そして日本も深く関わってきた「新植民地主義」から見ることで、
問題の本質と取り組むべき課題が見えてくるでしょう。
もう、これ以上、何の罪もない子どもたちが餓死していく映像を見たくありません。
イベントでは、2002~04年にかけ東エルサレムに滞在のご経験もあり、現在精力的にパレスチナをめぐる国際情勢を発信している早尾さんと、
イラクやパレスチナなどの紛争地で長年取材を続けて来た豊田さんをお迎えし、
戦争を止めるために日本に住んでいるわたしたちに何ができるかを考えます。
■イベント概要
『パレスチナ、イスラエル、そして日本のわたしたち 〈民族浄化〉の原因はどこにあるのか』刊行記念
「〈10.7〉から2年、ガザ大虐殺はなぜ起きたのか、わたしたちには何ができるのか」
日 時:2025年10月5日(日) 15:30〜17:30
形 態:会場50名+オンライン配信100名
会 場:隆祥館書店 (06-6768-1023)
お申し込み:詳細はこちら。 (隆祥館書店サイト)
★アーカイブ配信もございます。
■ご登壇者
早尾貴紀(はやお・たかのり)
1973年生まれ。専門は社会思想史。2002〜04年、ヘブライ大学客員研究員として東エルサレムに在住し、西岸地区・ガザ地区・イスラエル国内でフィールドワークを行なう。
本イベントのテーマとなる本の他、著書に『パレスチナ/イスラエル論』(有志舎、2020)、『ユダヤとイスラエルのあいだ:民族/国民のアポリア』(青土社、2008年、新装版2023年)、『イスラエルについて知っておきたい30のこと』(平凡社、2025年)、訳書にジョー・サッコ著『ガザ 欄外の声を求めて』(Type Slowly、2025)、『イスラエル=アメリカの新植民地主義: ガザ〈10.7〉以後の世界』(地平社、2025)など。
豊田直巳(とよだ・なおみ)
フォトジャーナリスト。1956 年生まれ。長年にわたり、イラクやパレスチナなどの紛争地で取材を続けるとともに、アジア各地の内紛・内戦などの「見えない戦争」を取材・報告してきた。また、児童労働や貧困問題など制度的な差別構造にもカメラを向けてきた。劣化ウラン弾問題やチェルノブイリの取材経験をもとに、東日本大震災後は福島を中心に取材活動を継続し、映画製作にも取り組む。著書に、『写真集・イラク戦争下の子どもたち』(第三書館)、『戦争を止めたい』(岩波ジュニア新書)、『フォト・ルポルタージュ福島「復興」に奪われる村』(岩波書店)などがある。『それでも「ふるさと」全3 巻』(農文協)で第66 回(2019年)産経児童出版文化賞[大賞] 受賞。
司会:二村知子 (ふたむら・ともこ)
井村雅代コーチ(当時)に師事し、シンクロナイズドスイミングを始め、現役時代はチーム競技で2年連続日本1位、日本代表として2年連続世界第3位に。現役引退後、隆祥館書店に入社。2011年から「作家と読者の集い」と称したト-クイベントを開催、2016年からは「ママと赤ちゃんのための集い場」を毎月開き、2019年4月からは、宝上真弓先生と子育てに悩む親御さんのために絵本選書のサ-ビス、2020年6月より、お客様からのリクエストを受け一万円選書を始めている。