【9/21開催】早尾貴紀×鵜飼哲「ガザ大量虐殺に対する世界的な責任 『パレスチナ、イスラエル、そして日本のわたしたち』を読む」
私たちがこの問題を「自分のこと」と捉えるために
明確な国際法違反であるにもかかわらず「停戦」まで長すぎる月日を要し、
いまだ続くイスラエル軍によるガザ侵攻。
地理的には遠く離れた日本に暮らす私たち一般市民は、遠い外国の悲劇と捉えがちです。
しかし、本当にこれは「遠い問題」なのでしょうか。
歴史的にみれば、じつは日本は西欧側の植民地主義に加担してきた経緯がありました。
本書は、日本の一市民としての私たちがこの問題を「自分のこと」と捉えるために、世界史的な視点で書かれました。
講師に哲学者の鵜飼哲さん、
『パレスチナ、イスラエル、そして日本のわたしたち 〈民族浄化〉の原因はどこにあるのか』著者の早尾貴紀さんをお迎えし、
世界史的な観点からこの問題の責任について考えます。
■イベント概要
日 時:2025年9月21日(日) 15:00〜17:00
形 態:会場観覧(〜名)500円
会 場:山梨県立図書館 交流ルーム101
お問い合わせ : 03-6272-9330(皓星社)
主催 : 本と珈琲カピバラ(@book_capybara)+皓星社
参加方法:こちらのフォームからお申し込みください。
★人数把握のためのお申込みです。当日のお申込なしでのご参加も可能です。
■ご登壇者
早尾貴紀(はやお・たかのり)
1973年生まれ。専門は社会思想史。2002〜04年、ヘブライ大学客員研究員として東エルサレムに在住し、西岸地区・ガザ地区・イスラエル国内でフィールドワークを行なう。
本イベントのテーマとなる本の他、著書に『パレスチナ/イスラエル論』(有志舎、2020)、『ユダヤとイスラエルのあいだ:民族/国民のアポリア』(青土社、2008年、新装版2023年)、『イスラエルについて知っておきたい30のこと』(平凡社、2025年)、訳書にジョー・サッコ著『ガザ 欄外の声を求めて』(Type Slowly、2025)、『イスラエル=アメリカの新植民地主義: ガザ〈10.7〉以後の世界』(地平社、2025)など。
鵜飼哲(うかい・さとし)
1955年生まれ。専門はフランス文学・思想。
著書に『いくつもの砂漠,いくつもの夜:災厄の時代の喪と批評』(みすず書房、2023)、『テロルはどこから到来したか:その政治的主体と思想』(インパクト出版会、2020)、『主権のかなたで』(岩波書店、2008)、訳書にジャック・デリダ『動物を追う、ゆえに私は(動物で)ある』(ちくま学芸文庫、2023年)など。