皓星社(こうせいしゃ)図書出版とデータベース

真犯人出現と内部告発(鎌田慧セレクション2)

告白者の良心、そして内部告発者の正義感と勇気。 その精神がこれからの民主主義運動には必要だ。

真犯人が出現してもなお冤罪者を追い詰める、警察とマスコミの退廃。内部告発の手紙によって、公害隠しが明らかになった対馬・イタイイタイ病をめぐる、血を這うような取材活動。鎌田慧セレクション第2巻は、『弘前大学教授夫人殺人事件』『隠された公害』の2編を収める。

著者 鎌田慧
発売日
ページ数 352 ページ
定価 3,000円(+税)
判型 A5判並製
装幀・造本 藤巻亮一
カバー写真・
イラスト
風間サチコ
ISBN 978-4-7744-0842-2

1938年青森県生まれ。新聞、雑誌記者を経て、ルポルタージュ作家に。冤罪、原発、開発、労働、沖縄、教育など、社会問題全般を取材し執筆。それらの運動に深く関わっている。
主な著書に『新装増補版 自動車絶望工場』(講談社文庫)、『狭山事件の真実』(岩波現代文庫)、『反骨 鈴木東民の生涯』(新田次郎賞、講談社文庫)、『屠場』(岩波新書)、『六ヶ所村の記録』(毎日出版文化賞、岩波現代文庫)、『残夢 大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯』(講談社文庫)など多数。