ライトノベル雑誌・少女小説雑誌目次集成
ライトノベル・少女小説の主要30誌の目次を通覧できる待望の書誌
現代日本のアニメ・マンガを中心としたサブカルチャーにおいて、ライトノベルや少女小説が重要な位置を占めるのは言を俟たない。その誕生・発展にあたり雑誌が重要な役割を果たしてきたことが近年の研究からも裏付けられているが、どの雑誌に何という作品が載っているか、誰がどの雑誌に執筆しているか、というような書誌的な情報整備は未だ手つかずのままである。本書はライトノベル研究、少女小説研究それぞれの第一人者を監修者に迎え、今年(2025年)3月に休刊した老舗誌『ドラゴンマガジン』を含め、30タイトルの雑誌目次を収録した記事集成である。本文は1100ページ、「作品名索引」「人名索引」は併せて200ページに及ぶ。サブカルチャー、近現代日本文学、ジェンダーなどの研究に必備! 帯は自身もライトノベル・少女小説のイラストを手がけたマンガ家の竹本泉の描きおろし!!
【収録対象誌】
小説ジュニア
野性時代
Cobalt(コバルト)
小説JUNE(ジュネ)
月刊小説王
Comptiq(コンプティーク)
獅子王
Dragon Magazine(ドラゴンマガジン)
小説Wings(ウィングス)
小説ハヤカワHi(ハィ)!
Palette(パレット)
Jumpnovel(ジャンプノベル)
コンプRPG
LOG OUT(ログアウト)
Griffon(グリフォン)
The Sneaker(ザ・スニーカー)
電撃アドベンチャーズ(電撃あどべんちゃーず)
The Sneaker Special(ザ・スニーカー・スペシャル)
RPGドラゴン
電撃hp(エイチピー)
ファンタジア バトルロイヤル
電撃hp SPECIAL(エイチピー・スペシャル)
The Beans(ザ・ビーンズ)
ファウスト
NovelJAPAN(ノベルジャパン)
キャラの!
電撃文庫MAGAZINE
GA(ジーエー)マガジン
メフィスト
GA(ジーエー)文庫マガジン
| 編者 | 山中智省、嵯峨景子 |
|---|---|
| 発売日 | 2025年12月18日 |
| ページ数 | 1320 ページ |
| 定価 | 35,000円(+税) |
| 判型 | B5判上製 |
| 装幀・造本 | 藤巻亮一 |
| ISBN | 978-4-7744-0868-2 |
山中智省(やまなか・ともみ)
1985年静岡県生まれ。滋賀文教短期大学専任講師、目白大学専任講師を経て、現在、白百合女子大学准教授。横浜国立大学大学院教育学研究科言語文化系教育専攻修士課程修了。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科への論文提出により、博士(学術)を取得。専門は日本近現代文学、サブカルチャー研究。単著に『ライトノベルよ、どこへいく― 一九八〇年代からゼロ年代まで』(青弓社、2010年)、『ライトノベル史入門 『ドラゴンマガジン』創刊物語―狼煙を上げた先駆者たち』(勉誠出版、2018年)、共編著に『ライトノベル・フロントライン1~3』(青弓社、2015~2016年)、『小説の生存戦略―ライトノベル・メディア・ジェンダー』(青弓社、2020年)など。
嵯峨景子(さが・けいこ)
1979年札幌生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程満期退学。フリーライター・書評家として活動しつつ、明治学院大学や愛知淑徳大学でもポピュラーカルチャー論や書評の授業を担当する。著書に『コバルト文庫で辿る少女小説変遷史』(彩流社、2016)、『氷室冴子とその時代 増補版』(河出書房新社、2023)、『少女小説を知るための100冊』(星海社新書、2023)など。編著に『大人だって読みたい!少女小説ガイド』(時事通信出版局、2020)、『これからも読みたい!もっと少女小説ガイド』(時事通信出版局、2024)、『少女小説とSF』(星海社、2024)などがある。







