紙碑―本の周辺[坂本篤]艶本狂詩曲
“本の周辺”に生きた人たちへのオマージュ 新シリーズ「紙碑―本の周辺」第一弾!
『歌集 秘帳』『責の研究』、かの「国貞裁判」の発端『艶本研究・国貞』……
官憲の目をかいくぐり、時に捕まり、数多の「ワ印本」を世に送った出版界の異端児・坂本篤。
艶本出版に魅せられた男の生涯にせまる、初の評伝。
著者 | 備仲臣道 |
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発売日 | 2016年6月30日 |
ページ数 | 200 ページ |
定価 | 1,400円(+税) |
判型 | 四六判並製 |
装幀・造本 | 山崎登 |
ISBN | 9784774406145 |
目次
一 誇り 紅い花 大地震 初手 様相 二 白足袋 逃亡 人脈 戦陣訓 三 復活 有光書房 気炎 四 国貞 起訴 こだわり 艶本につぐ艶本 敗訴 五 晩年 終わりに
備仲 臣道(びんなか・しげみち)
朝鮮忠清南道大田府栄町(当時)に生まれ、日本の敗戦により祖母・母と共に帰国する。山梨県立甲府第一高等学校を卒業。山梨時事新聞記者、同労働組合書記長。月刊新山梨を創刊、編集発行人。著書 『蘇る朝鮮文化』(1993年 明石書店)、『高句麗残照』(2002年 批評社)、『Letitbe』(2006年 皓星社)、『司馬遼太郎と朝鮮』(2008年 批評社)、『坂本龍馬と朝鮮』(2010年 かもがわ出版)、『内田百閒我楽多箱』(2012年 皓星社)、『内田百閒文学散歩』(2013年 皓星社)など。共著に『攘夷と皇国』(2009年 批評社、礫川全次氏と)がある。この間、2002年には、「メロンとお好み焼き」(随筆)で、第6回岡山・吉備の国内田百閒文学賞優秀賞を受賞。