歌誌月光89号

巻頭作品 中濱哲、追憶への旅 福島泰樹 4
部屋 stanza　 大和志保 6
家書家伝 竹下洋一 8
特集 旅 10
東ドイツ──独裁者のベッド 山本　茂 11
橋本左内の旅  足立尚計 14
書かれた言葉たちとその身振りを巡って──あるいは砂漠、または「眼の旅」
大和志保 18
東京荒都歌　荒廃した東京を過ぎる旅の歌 岡部隆志 22
短歌作品 人生、一日一日が旅──佐渡、東京、京都、父島── 大林明彥 24
うつしよの旅 鹿野　氷 26
私の旅 高橋凜凜子 28
伝蔵の背な 渡邊浩史 30
テロル、追憶への旅　一 福島泰樹 34
短歌一 駱駝を放つ 潮　なぎさ 38
地球の出 臼井敦子 39
布団の果て 窪田政男 40
命くずれて 藤岡　巧 41
見えない轍 川崎秀三 42
通り名 凛七星 43
火種 武藤雅治 44
Ｋの肖像53 宮野克行 45
あやとり 橘　世理 46
雪の便り 久慈博子 47
声を上ぐべし 櫻井真理子 48
冬のあぢさゐ 髙嶋和惠 49
連載 わが稗史抄　第十二回  山本　茂 50
蚯蚓の戯言 13　――善麿・弘・文明のリアリズムについて―― 大林明彥 52
短歌二 遠きおもひ 山本　茂 54
の、けもの 吉田裕幸 56
生きもの図鑑 夏野ひぐらし 58
特集 第12回黒田和美賞　綿田友恵 60
黒田和美賞受賞のことば 綿田友恵 61
オレンジの重石 綿田友恵 62
トモよ、テーマを歌え！ 福島泰樹 64
第十二回黒田和美賞選考過程 岡部隆志 66
第十二回黒田和美賞受賞作品について 高橋凜凜子 68
沸きたつ泉の中で／黒田和美賞選評 大和志保 70
選評所感　短歌という宿縁  竹下洋一 74
自由への星　いのちの冬  重信房子 76
映画評 私じゃない私と、わたくしと　足立正生「逃走」を読む 渡邊浩史 78
短歌三 自己紹介 池田慈雨 82
じゅわじゅわ 小田那津子 83
釜ヶ崎カンカラ集め老いの歌 杉山志保 84
ああアメリカ 舛山誠一 85
「うた」「美しい湖」「尊い生命」「つばさ」へ 鎌田圭一 86
人の　六 永田　修 87
山九首（２） 福間三九郎 88
NAHAマラソン四二・一九五㎞ 鏡　澄夫 89
ジャンヌ文盲 白井大治 90
PROTECT Beautiful Palestinian People 菅原あこ 91
耳を入れる 椎野礼仁 92
反主観論 足立尚計 93
考へる像よ　立ち上がり、鬼哭の島 中田　實 94
心やさしき鮫たち 大林明彥 95
新連載 短歌時評　時と記憶のエアポケット 潮　なぎさ 96
連載 その一首をめぐる冒険 ②
それを名付けること─綿田友恵歌集『赤鉛筆、父、母……。』評 木下竣介 101
天神亭日乗　25 来栖微笑 104
神保町のんしゃら日記　23  晴山生菜 106
月光通信　108
月光歌筵Ⅰ 前号作品評　窪田政男　114
Ⅱ　綿田友恵　116
Ⅲ　五十嵐博信　118
編集後記　120