川島忠之助からの便り 明治十年代横浜正金銀行リヨン出張所にて
日本初のフランス小説の翻訳者・川島忠之助のフランス演劇見聞録の翻刻と解説
ヴェルヌの『八十日間世界一周』(1872年)は早くも六年後に邦訳されていた。
日本初のフランス小説の翻訳者となり、その後、横浜正金銀行リヨン出張所の所長にもなった川島忠之助。彼が横浜銀行のリヨン駐在員として故国に書き送っていた、明治十年代の私的書簡ならびに演劇梗概の原文と解説文をまとめる。
著者 | 川島瑞枝(監修)及川益夫(編著) |
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発売日 | 2012年2月1日 |
ページ数 | 310 ページ |
定価 | 6,500円(+税) |
判型 | A5版上製 |
ISBN | 9784774404622 |
目次
第一編――川島忠之助書簡
〈第一章〉書簡原文
〈第二章〉書簡の解説
第二編――演劇梗概「薄命才子」
演劇梗概「薄命才子」について
〈第一章〉「薄命才子」原文
〈第二章〉「薄命才子」解説
及川益夫(おいかわ・ますお)
1945年、東京生まれ。
1968年、大学(経済)卒業。金融機関勤務。主にシステム開発担当。退職後、戦前の美術を個人研究。