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日中韓SFアンソロジー[1] 猫SF 滅亡が言った、ニャーと

全3巻でおくる日中韓のSFアンソロジーシリーズ始動! 第1巻のテーマは、宇宙のもふもふ特異点「猫」!

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猫の姿にカモフラージュし、地球を観光する○△▼◆惑星人たち。惑星人は自分の星を守るため太陽を独占する計画を立て、地球滅亡が決定!? おやつをくれた人間に情がわいた惑星人の「私」は、猫の身体で地球防衛に名乗りを上げるが……?(ミン・ジヒョン「滅亡が言った、ニャーと」)

 

《全作品書き下ろし!》
第1巻では 日本・中国・韓国12 名の女性作家たちによる、日常と幻想、愛情と孤独、自由と連帯をテーマにした作品群を通して、現代東アジアにおける「猫」の魅力を探る。

 

【新シリーズ始動! 日中韓SFアンソロジー(全3巻)】

第1巻『猫SF』(2026年10月刊行予定)

第2巻『言語SF』(2027年1月刊行予定)

第3巻『Re:古典SF』(2027年4月刊行予定)

編者 立原透耶、ファン・モガ、程婧波
訳者 【中日】大久保洋子、立原透耶【韓日】加藤慧、廣岡孝弥
発売日 2026年10月14日
ページ数 264 ページ
定価 2,700円(+税)
判型 四六判並製
装幀・造本 成原亜美(成原デザイン事務所)
カバー写真・
イラスト
Goomnui (굼뉘)「살포시(そっと)」
ISBN 978-4-7744-0899-6

目次

上田早夕里「あるはずのない扉」

若木未生「ブイネコ」

甘木零「地球最高の生命」

立原透耶「賢い猫と賢い犬」

ミン・ジヒョン「滅亡が言った、ニャーと」 加藤慧訳

チョン・ヘジン「うちの猫は化ける」 廣岡孝弥訳

チョン・ドギョム「窓を開けたら、春風が吹いてきた」 加藤慧訳

ファン・モガ「揀擇されし者たち」 廣岡孝弥訳

程婧波「神仙失格」 立原透耶訳

王侃瑜「観察猫」 立原透耶訳

路航「猫がいちばん大事」 大久保洋子訳

沙陀王「作家の猫」 大久保洋子訳 

解説
立原透耶「猫という他者、猫という宇宙」
ファン・モガ「猫の目に映った社会を描く」
程婧波「猫、 それは宇宙でもっとも誠実な座標」立原透耶訳

【編者】
立原透耶(たちはら・とうや)
小説家、翻訳家、研究者。
1991年に「夢売りのたまご」でコバルト読者大賞を受賞してデビュー以来、ファンタジー、SF、伝奇小説を中心に幅広い創作活動を続けている。創作活動と並行して、劉慈欣『三体』や馬伯庸『長安のライチ』の監修を務めるなど、中国SFの 翻訳・紹介に長年取り組み、日本における中国SF受容の発展に貢献してきた。近年では中国をはじめ東アジア各地のSF作家や研究者との交流を積極的に進め、講演、評論、翻訳、アンソロジー企画などを通じて国際的なSF文化交流の架け橋として活躍している。その功績により、2021年には日本第41回 SF 大賞特別賞、2023年には第13回華語科幻星雲賞および中国国際科幻大会国際交流功労賞を受賞したほか、第2回科幻星球賞突出貢献賞なども受賞している。
また、自身も精力的に創作を続けており、クトゥルー神話や伝奇幻想、中国古典文学を取り入れた独自の作品世界で知られる。猫を愛することでも知られ、文学・研究・翻訳・国際交流の各分野を横断しながら、東アジアSFの可能性を切り拓き続けている。

 

ファン・モガ(黄麻瓜/황모과)
2019年、東京在住中に韓国語で執筆した「モーメント・アーケード」で第4回韓国科学文学賞、中短編部門で大賞を受賞しデビュー。同作は2022年、「韓国文学 ショートショートシリーズ」の1つとして日本語でも出版された。2021年、2024 年には韓国 SF アワードを受賞。
その他、『Rikka Zine Vol.1』に短編「スウィート、ソルティ」を寄稿、日本の都市伝説を題材に日韓の友情を描いた『透明ランナー』を Kindle 版電子書籍とし て発表。『Sci-Fire2024』には済州島の神話を題材にした短編SF「一度きりの人生」を寄稿し、日韓共同企画メンバーとして『日韓SF交換日記』の出版にも携わった。未邦訳に短編集『夜の顔たち(밤의 얼굴들)』、中編『時計仕掛けのドッケビ(클락 워크 도깨비)』『ノーバディ・イン・ザ・ミラー(노바디 인 더 미러)』、長編『私たちが再び巡り逢える世界(우리가 다시 만날 세계)』など。

 

程婧波(チョン・ジンボー)
小説を書くことを生業とし、毎日猫を愛でて英気を養う。人間観察者であり、ときどき走るランナーでもある。
中国科幻星雲賞・銀河賞・星球賞の三賞すべてを受賞した初の女性作家。作品は多くの国や地域で翻訳・紹介されている。1999年に創作活動を始めて以来、一度も筆を置くことなく書き続けてきた。近年は、ごく普通の人々、とりわけ女性たちの運命に目を向け、その胸の内に秘められた情熱、静かな強さ、そしてきらめきを描くことに心を惹かれている。
代表作の「さかさまの空(倒悬的天空)」「陥落の前に(赶在陷落之前)」「彼の時間の果てへ(去他的时间尽头)」などは、英語、日本語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、韓国語、 アラビア語をはじめとする多くの言語に翻訳され、海外の読者にも紹介されている。
劉慈欣は彼女のSF小説について、「SFとファンタジー双方の魅力を融合させ、 SFとファンタジーの境界において、私たちにまったく新しい体験をもたらしてくれる」と評している。