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再訪一九八四

連合赤軍事件を描いた長編ノンフィクション・ノベル『死者の軍隊』の著者が描く、1968革命の「詩」と「真実」!

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慶大米軍資金導入拒否闘争から、東大決戦へ。

「……小生は長年高校国語科の教員をつとめた。『舞姫』が三年生現代文の必修教材であり、拙著『再訪一九八四』は数十年にわたって小生の担った『舞姫』授業のまとめとして構想、執筆した作品でもあることを記しておきたい」。(「後記」より)

著者 金井広秋
発売日 2024年7月10日
ページ数 560 ページ
定価 3,000円(+税)
判型 A5判
装幀・造本 藤巻亮一
ISBN 978-4-7744-0829-3

目次


第一部 慶大米軍資金導入拒否闘争
一 一九八四年九月の『舞姫』(一)
二 一九六八年春
三 問題の発端
四 日吉学生大会の日々
五 日吉スト権確立へ
六 無期限バリストの夏
七 全学闘「内ゲバ」へ
八 日吉文と山本「オブザーバー」
九 三田における占拠闘争
十 チェックと自由
十一 日吉文は善戦する
十二 反占拠運動の高まり(三田)
十三 赤ヘルデモ初回(三田)
十四 三田塾監局占拠解除へ
十五 対話と国際反戦闘争と
十六 十・八一周年から十・二一国際反戦デーへ
十七 反スト攻撃に抗して
十八 日吉無期限スト解除
十九 新日吉文=ブントとの批判的共同のはじまり
第二部 東大「決戦」
一 山本君は新クラス委員
二 高尾ユースホステルにて
三 東大闘争を観に行く
四 ゆく年くる年
五 謹賀新年
六 東大解放講堂に結集せよ
七 目的が見つかった
八 決戦第一日(一・一八)
九 決戦第二日(一・一九)
十 反響(日吉)
十一 対立と統一(大岡山)
十二 とりあえず、再出発
十三 第二次ブントの終了
第三部 一九八四年九月の『舞姫』(二)
後 記

金井広秋(かない・ひろあき)
1948 年、群馬県生まれ。 慶大院修了(日本近代文学専攻)。 元慶應義塾高等学校教諭(国語科)。
著書に『死者の軍隊 連合赤軍の彼方に』上下(彩流社刊 2015) 『水曜日東アジア日本』1, 2, 3(共著 風響社刊 2017.2019.2021)