ハンセン病文学全集 1 小説一
ハンセン病患者・元患者による作品の集大成。小説篇その1
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日本文学史の書き換えを迫る。
閉ざされた園で書き継がれた作品群。質量ともに世界文学史上例を見ないハンセン病文学の集大成。
この百年の文学史に対して、もう一つの流れをつくる。(鶴見俊輔)
沢田五郎の文章は、一種の戯文調で、読む人にとっては軽い語りとも思われるだろうが、ユーモラスな味わいと風変わりな人物を描き出す筆力で、私は引きつけられた。(加賀乙彦 解説より)
編者 | 大岡信、大谷藤郎、加賀乙彦、鶴見俊介 |
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発売日 | 2002年9月 |
ページ数 | 480 ページ |
定価 | 4,800円(+税) |
判型 | A5版上製 |
装幀・造本 | 安野光雅 |
ISBN | 9784774403908 |
目次
北條民雄
「いのちの初夜」「間木老人」「癩院受胎」「吹雪の産声」「癩家族」「望郷歌」
吉成 稔
「甘藷」
豊田一夫
「兄の死」
宮島俊夫
「癩夫婦」「檻のなかに」 小泉孝之「愛のかたち其の一」「愛のかたち其の二」「ビラ配り」
沢田五郎
「泥えびす」「青蛙物語」 名草良作「生きものの時」「影の告発」