朝鮮古代中世科学技術史研究 古朝鮮から高麗時代までの諸問題
朝鮮王朝時代を対象とした『朝鮮科学技術史研究』、開化期・植民地期を対象とした『朝鮮近代科学技術史研究』に続く第三作
編著者「まえがき」より
本書は古朝鮮から高麗時代まで、年代的には紀元前から14 世紀までを対象とした朝鮮科学技術史に関する研究論文集である。
日本では科学史研究が活発に行われているが、朝鮮についてはまったく不十分な状況にあり関連する書籍も少ない。そこで編者は南北朝鮮における研究成果を紹介し、この分野の研究を深める契機となればと研究論文集の刊行を企画した。
著者 | 任正爀(編著) |
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発売日 | 2014年12月 |
ページ数 | 460 ページ |
定価 | 6,800円(+税) |
判型 | A5版上製 |
ISBN | 9784774404950 |
目次
1.古朝鮮の諸問題
古朝鮮の石刻天文図
古朝鮮の支石墓に描かれた北斗七星
支石墓星座図を通じてみた古代気象天文観測の特徴 ほか
2.三国時代および後期新羅・渤海時代の諸問題
三国時代の科学技術
高句麗古墳壁画の概観
高句麗の天文学的知識 ほか
3.高麗時代の諸問題(高麗の科学技術と印刷技術の発展
10~12世紀高麗前期の科学
13~14世紀高麗後期の科学 ほか
1955年、大阪生まれ。1978年、朝鮮大学校理学部物理学科卒業。1985年、東京都立大学(現・首都大学東京年)大学院物理学研究科博士課程修了、理学博士。2008年、第15回韓国科学史学会論文賞受賞。現在、朝鮮大学校理工学部教授。
主な編著書
『朝鮮の科学と技術』明石書店(1993年)
『朝鮮科学文化史へのアプローチ』明石書店(1995年)
『現代朝鮮の科学者たち』彩流社(1997年)
『朝鮮科学技術史研究』皓星社(2001年)
『朝鮮近代科学技術史研究』皓星社(2010年)
『朝鮮科学史における近世』思文閣出版(2011年)
『エピソードと遺跡をめぐる朝鮮科学史』皓星社(2012年)