挿絵叢書5高井貞二
メカニカル、かつシュール。挿絵叢書第5弾!
二科展の天才が若き日に残した挿絵の数々をいまここに! メカニカルかつシュールな作風で著名なモダニズム画家・高井貞二。二科展に最年少で入選し、後に国際的に活躍する高井が、戦前・戦中に『新青年』や『モダン日本』などの雑誌に提供した挿絵を、小説とともに一挙掲載。
著者 | 末永昭二(編) |
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発売日 | 2018年3月2日 |
ページ数 | 256 ページ |
定価 | 2,800円(+税) |
判型 | 四六判仮フランス装 |
装幀・造本 | 小林義郎 |
ISBN | 9784774406503 |
目次
序――浜田雄介
「当世やくざ渡世」久山秀子
「地下鉄サム」久山秀子
「紅毛傾城」小栗虫太郎
〈挿絵ギャラリー〉「十八時の音楽浴」海野十三
「トーチカ・クラブ」式場隆三郎
「黄色いスイートピー」蘭郁二郎
「隆鼻術」大阪圭吉
「蜘蛛と聴診器」竹村猛児
「杭州城殺人事件」米田祐太郎
「天底の謎」日ノ輪壹彦
解説――末永昭二
【挿絵著者】高井貞二(たかい・ていじ)1911〜1986年
大阪市出身。本名は貞治。和歌山県伊都中学卒業後、上京。二科展で入選し、シュールレアリズムの画家として活躍。のち具象画に転じ、1940年二科展特待賞。戦後は行動美術協会設立に参加。1954年渡米。1963年二紀会委員。
【編者】末永昭二(すえなが・しょうじ)
1964 年、福岡生まれ。大衆小説研究家。立命館大学文学部卒。『新青年』研究会に所属。著書に、『貸本小説』(アスペクト)など。