歌誌月光 58号
〔特集〕坪野哲久 没後三十年
歌人・福島泰樹主宰の「月光の会」が発行する短歌雑誌。
58号は坪野哲久没後三十年を特集。
坪野哲久巻頭インタビューをもって「月光」は創刊を迎えた。
また、高土真理の追悼も掲載。
彼女の短歌や著作目録とともに振り返る。
第六回黒田和美賞も発表。
表紙も新たに、充実した内容でお届けする。
著者 | 福島泰樹(主宰) 竹下洋一(編) |
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発売日 | 2019年4月26日 |
ページ数 | 86 ページ |
定価 | 1,000円(+税) |
判型 | A5版並製 |
装幀・造本 | 栗原奈穂 |
カバー写真・ イラスト |
佐中由紀枝 |
ISBN | 9784774406794 |
目次
短歌一
「哲久星──昭和尽の「歌ノート」より」福島泰樹
「象られるⅣ 空と肉」大和志保
「家書家伝」竹下洋一
特集 坪野哲久 没後三十年
「野晒の歌 坪野哲久 壱──『九月一日』前後」福島泰樹
「坪野哲久の老い──歌集『碧巖』を読む──」岡部隆志
「師厳道尊」川俣水雪
「坪野哲久一首鑑賞」鹿野氷/川崎秀三/冨尾捷二/吉田和子/中田實/髙橋凜凜子/小河内仁美/鎌田圭一/牧田美保/川俣水雪/晴山生菜/大和志保
短歌二
「特別寄稿 三月哀歌」重信房子
「湖──そののち」高嶋和惠
「死地へ行く」窪田政男
「魔女伝説」鹿野氷
「その男」中田實
「浸蝕」藤岡 巧
「本の象りⅣ」晴山生菜
「指/写真」髙橋凜凜子
「ボトルキープ」冨尾捷二」
「あなたのブルース」佐久間章孔
書評
「長閑なる日々、巻き戻す日々 岡部隆志句集『犬が見ている』を読む」大和志保
追悼 高土真理
「追悼 高土真理 極彩の吉祥天女」佐久間章孔
「高土真理 著作目録」
「短歌 日暮れてから」高土真理
「抄出を終えて」竹下洋一
第六回黒田和美賞発表
短歌三
「池之端はためいわく」髙坂明良
「林檎の脳髄」颯木あやこ
「自転車の花売りハノイ旧市街」川俣水雪
「廃墟」川崎秀三
「ドロップ」小河内仁美
「芦ノ湖の秋」土谷尚子
「シングルマザー」久留素子
「平成のジャンヌダルクたち」菅原明子
「精神医療現代教」牧田美保
「黒すみれ」吉田和子
連載
「月光シネマテーク28 百年まちのあのひと そのじゅうに」渡邊浩史
「言霊探偵の事件簿Ⅺ 和太鼓の誘惑」佐久間章孔
「短歌絶叫論のためのフラグメンツ⑧」大和志保
「コトバ数だけ数えうたの7」山崎春美
月光通信
月光歌筵Ⅰ 前号作品評 窪田政男
月光歌筵Ⅱ 前号作品評 竹下洋一
編集後記