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A5判・上製・512頁 定価3,500円+税
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2005年9月発行 |
ISBN4-7744-0383-0 C 0023 |
装丁 藤巻亮一 |
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失われた歳月 下
田中文雄 著
長島愛生園の療友たちのリーダーと
しての第二の人生。
完治し、社会復帰しての活躍。
人間の可能性を示す人生の記録。
2,000枚にもわたる原稿
三好邦雄先生から連絡をいただき、田中文雄氏の2,000枚にもわたる原稿を受け取りました。「愛生」の原稿用紙のます目いっぱいに、万年筆で達筆に書き
込まれた原稿。括っても括ってもまだまだ原稿用紙。2,000枚のボリュームにのけぞりました……。
続きは→ 〈みみずくニュース〉「みみずく通 信」第2号 へどうぞ。
目次
第四部 ふたたび愛生園に
岡崎での生活/戦時下に妻死す/溜池完成/楽泉園にて/園内作業/松根油製造工場の建設/終戦近し
第五部 新しい時代へ
八月十五日/公民権獲得など/高松宮来園/園の民主化/田尻先生と早田先生のこと/プロミン登場/またしても委員長に/園内結婚・恋愛さまざま/
高杉博夫妻/光田園長と新薬
第六部 折々の記録
光田園長の文化勲章拝受を祝す/渡辺はま子さん一行を迎えて/法村・友井近代バレー団を迎えて/海南下村先生を憶う/光田先生のダミアン・ダットン賞受賞
を祝す/社会復帰のこと/藤楓協会主催の社会復帰研究会に参加して(第一回〜第五回)/悲報に接して/F・I・W・C関西の「ライ回復者のための宿泊所」
建設運動について/ライの啓蒙講演・宮城県佐沼高等学校に於て/京阪神在住社会復帰者の懇親会に出席して/奈良女子大大学祭に於けるライのシンポジューム
に参加して/岡見俊方氏を悼む/田尻敢先生を憶う/京大皮膚科特別
研究室・阪大微生物研究所訪問記/京都大学ライ治療所創設者―小笠原登博士の近況―/故里の人々と
鈴木重雄さんの原稿が世に出るまでのこと―あとがきにかえて…三好邦雄
『失われた歳月』上
☆2005年11月1日付「朝日新聞」紹介記事
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