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朝鮮近代科学技術史
開化期・植民地期の諸問題 任正爀(イム・ジョンヒョク)編著
好評の『朝鮮科学技術史研究』近世編に続く第二弾! 朝鮮併合100年の年に科学技術の分野から、植民地期をめぐる誤った歴史認識を正す試み。 朝鮮近代科学技術史研究への視点――まえがきにかえて―― 朴星来 開化期の近代化学需要 金也根 1860年代における科学技術制作の推移 任正爀 朝鮮開化派の近代化と福沢諭吉 申東源、黄尚翼:朝鮮末期近代保健医療体制の形成過程とその意味 申東源 牛痘法の政治学――啓蒙された近代か?「近代の啓蒙」なのか? 金根培、朴星来 植民地期における科学技術者の形成について 李吉魯 日本統治下朝鮮の高等工業教育に関する一考察――京城帝国大学理工学部の成立との関連で―― 姜雄 朝鮮総督府の電発送計画に基づく1930年代初期の朝窒のアルミナ製造研究と朝窒の技術体系 姜雄 日本窒素肥料興南肥料工場の化学技術体系の分析 任正爀 朝鮮における日本之研究機関による放射線鉱物の探索および採掘について――原爆開発計画ニ号研究との関連における考察―― 高成鳳 朝鮮鉄道の植民地的性格についての一考察 林宗台 金容瓘の発明学会と1930年代化学運動 慎蒼健 覇道に抗する王道としての医学――1930年代朝鮮における東西医学論争から―― 金兌豪 李升基のビナロン研究と工業化 任正爀 物理学者都相禄の研究活動と会報直後の社会活動について あとがき |
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著者略歴 1955年生まれ。
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