皓星社ブックレット15
シンポジウム 差別のない社会をめざして
――ハンセン病熊本判決から一年
日本弁護士連合会他 編
2002年6月8日、日本弁護士連合会・東京弁護士会・第一東京弁護士会・第二東京弁護士会主催で行われたシンポジウムの記録。
ハンセン病元患者、医師、歴史家、 ジャーナリスト、宗教家、弁護士 各界が一堂に集まり、社会的差別
と専門家の 責任に焦点をあてた議論。差別問題に共通する多様な視点が示された貴重な記録。
収録内容
□基調講演「医療・公衆衛生と人権」 金沢大学法学部 井上英夫
□パネルディスカッション
出席者(発言順)
神 美知宏 全国ハンセン病療養所入所者協議会事務局長
和泉 眞藏 前国立療養所大島青松園外科医師
酒井 義一 真宗大谷派存明寺住職
柴田 鉄治 元朝日新聞論説委員
水口真寿美 ハンセン病国賠訴訟弁護団
藤野 豊 富山国際大学人文社会学部教員
□シンポジウムを終えて(書き下ろし)
わたくしの責務 藤野 豊
法曹の責任 水口真寿美
ハンセン病専門医の犯罪 ―三園長証言に見る専門医の非科学性―
和泉眞藏 アイルランガ大学熱帯病センターハンセン病研究室
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