落語で読む法律講座

四六判・並製・256頁 定価1,600円+税
2006年2月発行
ISBN4-7744-0388-1 C0036
装丁 藤巻亮一
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菅原弁護士の
落語で読む法律講座

菅原貴与志 著


古典落語をテキストにした法律セミナー
落語の中には人生がつまっている。
笑って身につく法律の機微。


著者 菅原貴与志(すがわら・たかよし)
子供時代から寄席演芸に親しみ、慶應義塾大学では落語研究会に所属。卒業後、航空会社勤務を経て、弁護士登録(東京弁護士会)。 現在、弁護士(小林綜合法律事務所)、慶應義塾大学大学院法務研究科(法科大学院)教授。 著書に、『新しい会社法の知識』(商事法務)、『実務 新会社法入門』、『詳解 個人情報保護法と企業法務』(以上、民事法研究会)、『小説で読む会社法』(法学書院)、『企業トラブルの解決・予防法』(こう書房)ほか多数。



 目 次

口上

春 席
 奇特なる人々と訴訟費用
 なんにもいわず、泣き笑い
 おれはだれだ?
 何か買っとくれよ……
 やさしく言ってるうちに
 ◆ 中入り ◆ 落語との出会い
 因業家主でも店立ては難しい
 花見に往ったり来たり
 芸者をあげるくらいなら
 この桜吹雪が目に入らぬか
 この浦舟に帆を下げてぇ

夏 席
 たァがやァーィ!
 悋気は女のつつしむところ?
 勘当した息子にゃ、びた一文譲れない
 若い二人の馴れ初めに
 情けは人のためならず
 イヌか、シカか
 ◆ 中入り ◆ あゝ落研時代
 親の因果が子に報い
 足は出さない
 間男見つけた!

秋 席
 道具箱を質物に
 馬の尻尾の毛を抜くと……
 寺方では
 寿限無、ジュゲム……
  どちらが負けても釈迦の恥
 ◆ 中入り ◆ 落語大好き
  磨くのはよそう
  西念の占有
  さぁて、お立ち会い
  子は夫婦のかすがい

冬 席
 当たったら、半分あげると口約束
  武士は食わねど
 旅の恥はかきすて
 この偽り者めが
 義太夫の人情が分からないなら
 ◆ 中入り ◆ 平成の落語とお笑いブーム
 手と手が触れて
 いったいどんな夢見たん?
 百万年も過ぎてのち
 嫁入りするとは羨ましい
 また夢になるといけねぇ

打ちだし

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