植民地教育史研究年報 ◎2003……06
植民地教育の残痕
日本植民地教育史研究会 編
日本における植民地教育史研究の先がけである小沢有作の教育論を検討する特集「小沢教育学の遺したもの」に加え、論文、旅の記録、書評など充実の第6号。
目次
■はじめに
はじめに 年報第6号編集委員会
特集
小沢教育学の遺したもの 公開国際シンポジウム「小沢有作の植民地教育論を検討する」…佐野通
夫/小沢有作の植民地教育論を検討する―日本帝国主義支配下の朝鮮における教育を中心に…井上 薫/小沢植民地教育論の射程――AALA教育研究会に同座した者の立場から…柿沼秀雄/『在日朝鮮人教育論(歴史篇)』翻訳と小沢先生との出会い…李 忠浩
論文
朝鮮総督府編纂『普通学校国語読本』の研究―児童の「生活」に着眼した教材について…北川知子/戦後都立朝鮮学校にあらわれた問題点―戦後教育史の分岐点として…芳賀普子/新生南アフリカの教育制度と課題―教育の意味をめぐって…菊池優子
旅の記録
台南・安平墓地の墓誌と公学校修身書教材…白柳弘幸/シンガポールの「体験」・「記憶」・「思慕」―元日本語学校生徒へのインタビューノートより…樫村あい子
方法論の広場
植民地教育史研究の方法論と叙述に関するノート―目良誠二郎「オルタナティブと「和解」の歴史学・歴史教育を求めて」に触発されて…佐藤由美
書評
西尾達雄著『日本植民地下朝鮮における学校体育政策』…井上 薫/竹中憲一著『大連
アカシアの学窓――証言 植民地教育に抗して』…渡部宗助
■研究会の歩み 「植民地教育史研究」第13号、第14号
■編集後記
■著者紹介
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