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四六判・並製・122頁 定価1,800円+税
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2002年10月発行 |
ISBN4-7744-0323-7 C 0092 |
装丁 藤巻亮一 |
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砂嵐 高田昭子詩集
わたしは「生きる」ということの輪郭を、言葉によってなぞる人間、しかもその片側の性だけを生きている。その片側の性の不均衡を、言葉によって支えるために、わたしは詩を書いているのかもしれません。そしてその先にある「死」の予習のために。――あとがきより
目次
春のうさぎ
言葉で
音楽
詩屋さん
赤頭巾
春の一日
収穫
春の暦
夜更かし症候群
羽ばたき
春の海辺
駅
愛の方法
猫背
花茎
雨季
砂嵐
「百年」によせて
空席
死にたまふ母
記憶の海
骨の話
鼓動
冬の父
古井戸
冬の火事
お茶の時間
記憶
橋
夕餉
鞦韆
空の耳
あとがき
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