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A5判・上製・424頁 定価4,000円+税
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1999年3月発行 |
ISBN4-7744-0241-9 C0037 |
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「皇国の姿」を追って
磯田一雄 著
他民族への「侵略・支配」が「自由・解放」の名の下に行われたように、「皇民化教育」は「新教育」と一体のものだった。本書は「満州」で行われた「教科書にみる植民地教育文化史」である。
主要目次
第一部 石森国語の成立と「満州」
第一章 在満日本人教育用補充教科書の開発と最初期の『満州補充読本』
第二章 石森延男の参加と『満州補充読本』の改訂
第三章 『満州補充読本』の廃止と「国民科大陸事情」の教科書の誕生
第四章 戦中・戦後の国定国語教科書編纂と石森延男
第五章 戦時下の石森児童文学作品と「満州」
第二部 輸出された皇国史観の諸相
第一章 「国史」教材の原型ー「神功皇后と三韓征伐」
第二・三章 異民族に強制された「皇国の姿」ー朝鮮教科書の変遷(一)(二)
第四章 台湾に歴史はあるかー台湾の歴史教科書
第五章 民族史の抹消と地歴統合への動き
第三部 『皇国の姿』を追って
第一章 『皇国の姿』とはどんな教科書か
第二章 『皇国の姿』の教育分析
第三章 『皇国の姿』の成立の背景
第四章 『皇国の姿』の成立過程と戦後社会科
第五章 『皇国の姿』と「満州新教育」
正誤表
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