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四六判・上製・272頁 定価2,400円+税
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2004年6月発行 |
ISBN4-7744-0367-9 C 0395 |
装丁 三谷靱彦 |
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「らい予防法」で生きた六十年の苦闘
第二部 もしもし私は人間です
沢田二郎 著
これは戦後民主主義の暗部を照らしだす壮絶な、そして、たぐいまれな活力を持つ人生の記録である。
戦後、著者は、無菌状態になりながらも、病気の後遺症に苦しみ、手足の無感覚に悩み、眼球摘出手術、鼻の成形手術などの苦痛を受けながら、必死に果
敢に入園者の人権闘争にかかわり、「らい予防法」という時代錯誤の法律と、世の人びとの誤解と差別
と闘った。――加賀乙彦(オビより)
目次
発刊によせて 金子満広
不屈の人・沢田二郎さん 宮下順子
一 一瀉千里
二 人権闘争
三 気管切開
四 死ぬ前に人間とは何かということを知りたい
五 プロミンで命拾い
六 プロミン獲得闘争 七 虚脱状態に陥る
八 プロミンの反応期
九 あだばなのとき
十 親善交流に参加
十一 出会い
十二 「らい予防法」闘争
十三 「らい予防法」闘争を終えて
十四 不自由者棟へ入居
十五 DDSの反応
十六 日本共産党へ入党
十七 活動に薄れゆく文学
十八 不自由者棟看護職員切り替え
十九 整形手術 あとがき
沢田さんのコメントがあります。
◇静岡新聞/追跡
ハンセン病国賠訴訟和解についての記事。
◇明石海人のホームページ
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