|
A5判・上製・342頁 定価3,000円+税
|
2002年4月発行 |
ISBN4-7744-0280-X C 0093 |
装丁 藤巻亮一 |
|
ハンセン病叢書トップへ |
|
初期文芸名作選
ハンセン病に咲いた花 戦前編
盾木 氾 著
北條民雄・内田静生・光岡良二・麓花
冷・東條耿一ら、文学サークル五人衆をはじめとする戦前期ハンセン病文学を代表する作品群に同時代を生きた編者が解説を付す。
収録作品中の「猫」は、編者の処女作である。
なお、現在は続く『戦後編』を編集中で、夏には刊行の予定です。
目次
序文にかえて 病葉たちに饗宴/微笑の詩 内田静生
いのちの初夜 北條民雄
望郷歌 北條民雄
秋の彼岸 内田静生
列外放馬 内田静生
徒労 内田静生
家族図 光岡良二
青年 光岡良二
貉 光岡良二
手紙 麓 花冷
土曜日 麓 花冷
霜の花――精神病棟日誌 東條耿一
日陰る 於泉信雄
錆 細田龍彦
梨 山岡 響
風と花 松井秀夜
猫 辻 辰磨
南へ 林 八郎
静かなる情熱 森田竹次
後記及び解説 盾木 氾
|