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四六判・上製・268頁 定価2,600円+税
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2002年12月発行 |
ISBN4-7744-0328-8 C 0095 |
装丁 山崎 登 |
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吹雪と細雨 北條民雄・いのちの旅
清原 工 著
「いのちの初夜」によって昭和の文壇に衝撃的なデビューを果たしたハンセン
病作家・北條民雄。夭折した作家の足跡を丹念に辿り、「いのちの原郷」を探
る長編評論。紀行文学としても秀逸な一冊。
著者紹介 清原 工(きよはら・たくみ)
1961年、東京生まれ。86年、東海大学文学部文明学科アジア専攻西アジア課程卒。イバダン大学インスティテュート・オブ・アフリカン・スタディーズ(ナイジェリア連邦共和国)に留学後、日本ユネスコ協会連盟事業部長、世界遺産グループ・マネジャーなどを経てフリー。著書に『国境の人びと トランスボーダーの思想』(共著、古今書院)、『みんなの世界遺産西アジア・アフリカ』、『日本の地理3 ふるさとのものづくり』(以上、岩崎書店)など。
目次
柊――はじめに
1 塩田平
2 土地に刻まれしもの
3 雪と細雨
4 『山櫻』
5 花瓶の花
6 全生村へ
7 傾城阿波鳴門
8 白き海光
9 粗い壁
10 問われるままに
11 旅の終わりに――冨士霊園文学者之墓
主な参考文献
あとがき
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