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四六判・上製・184頁 定価1,800円+税
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2007年6月発行 |
ISBN978-4-7744-0419-6 C0023 |
装丁 藤巻亮一 |
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我が祖父 川島忠之助の生涯
川島瑞枝 著
『八十日間世界一周』
作家でも学者でもない若き一銀行家が明治のはじ
めに出版したフランス語の本が、日本初の翻訳書として再び脚光を浴びるようになった。
幕末、明治初期の教育の水準の高さ、明治人の進取の気質。
残された膨大な資料から孫がつづる波乱の生涯。
目 次
はじめに
一 初めての洋行
二 失敗に終わった商談
三 忠之助の生い立
四 横浜、横須賀時代へ/中島才吉について
五 歯科医アレキサンドル家に住みこむ/横須賀の学校/富岡の製糸工場へ/ブリューナと忠之助
六 幻のフランス行き
七 その後の雨宮敬次郎/『八十日間世界一周』の翻訳書出版/柳田泉、木村毅両博士との出会い/柳田泉博士の手紙
八 最初の婚約/横浜正金銀行に就職/リオンの事務所
九 勝海舟と忠之助
十 三人の女性たち/石井方子との出会い
十一 私のリオン見聞
十二 方子との新婚旅行
十三 方子の発病
十四 高橋是清との出会い/ボンベイ支店赴任と久和の死
十五 再婚と長男誕生
十六 川島家の日常生活
十七 経済状態について
十八 フランスで学んだ精神/晩年の生活/翻訳書が再び脚光を浴びる
十九 終の棲家/長男順平の結婚
「川嶋忠之助飛騨からの手紙」
後記
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